15.01.09 コラボ企画 翡翠ちゃんと♡ 『魔法研究所シリーズ(旧・願い折り紙)』 moが中途半端で、書ききれなくなっていたものを翡翠ちゃんが仕上げてくれました!!前半➾mo、後半➾翡翠ちゃんです。
魔法研究所からの依頼
マグノリアの外れにある、その研究施設に訪れたのは太陽がちょうど真上に上った頃だ。いつもの古いけれど、座り心地のいいソファで待つこと――50分。
やっと、最近見慣れてきた白衣のおじさん――この研究所の所長が部屋に入ってきた。一度見たら、きっとこの所長は忘れることが難しい風貌をしている。薄汚れた白衣の下には、冬だと言うのにハーフパンツにアロハシャツ、不精髭を生やし・・・頭が人の二倍はある。――大きなアフロヘアだ。――そこで鳥の親子が生活していても、不思議じゃないくらいボサボサだが。
何かあると、ナツとルーシィに指名で依頼をくれるのもこの所長さんだ。今回はハッピーの都合も合ったので一緒に訪れていた。ハッピーは、物珍しそうに前に座ったこの研究所の所長の頭に手を伸ばそうとしている。その脇で、それに面白そうに指示を出している桜頭にチョップをくらわせ、ハッピーを掴み腕に閉じ込めて、ルーシィは依頼主に笑顔で向き直った。ルーシィに叱られ、ナツとハッピーも渋々それに従っている。
「え~では、早速説明します」
なんの動揺も見せず、魔法研究所の所長は目の前のテーブルに、段ボール箱をドスンと置いた――随分と重そうだ。
「えぇ~では、コレを使っていろいろ遊んでください」
「・・・はぁ?」
二人と一匹は、そろって箱の中身を確認した。箱の中には、カラフルで大小さまざまな――紙だ。紙が入っている。さまざまな形をしているが――所作、折り紙だろう。
「これで、遊んでって・・・」
「使用用途を、いろいろ試してほしいんです」
ナツとルーシィ、ハッピーは、魔法研究所を後にした。
*
報告は――数日後。
使い切ったら、報告に行けばいいのだ。たっぷりいろいろ試してみて、使用用途を増やしてほしいそうだ。
所長の説明によると、この紙は魔力を込めて手紙を書けば、ひとりでに宛先の人に届くと言うのだ。当初はその使い方だけを考えていたようだが、出来上がったこの紙は、その他にも用途がありそうだという事になり、依頼に出したのだそうだ。
一度ルーシィの家に寄って段ボールを置くと、その中からカバンに入るだけの紙を詰めて、ギルドに向かった。
ルーシィがカウンターで一息ついていると、ナツはすでに、酒場の中心で騒動を起こしている。
「ハハッ。ナツって・・・いっつも元気よね」
「あい!!今回は、討伐系じゃないから・・・余計に暴れたいんだよ!!」
「ったくもう・・・そういえば、一枚使ってみようか?」
「あい!!何すルーシィ?」
「はいはい。いちいちあたしの名前を繋げないでっ!!う~ん。ねぇハッピー。シャルルに手紙でも書いてみれば?」
「///オイラ・・・恥ずかしいですぅ///」
「まぁ、それは覚悟が必要って事ね・・・とりあえず、一回どういう動きを見せるのか試してみよっか?」
くねくねと、その場で体全身でデレを表現するハッピーを他所に、ルーシィは一枚の紙に何か書き始めた。――書き終わると、それを畳む。
するとそれは――ズルズルと動き出した――。
「・・・なんか・・・動き悪いわね」
「・・・あい」
ルーシィは何か思い立って、その紙を拾い上げ、宙に放り投げてみた。その紙は宙を舞い、ひらひらとギルドの端のテーブルにいる親友の元へ降りていった。
――受け取ったレビィが、笑顔でこちらに手を振ってくれた。
「地面より、宙に浮いている方がいいのかしら?」
「あい。次は、紙飛行機にしてみようよ!!」
「あっいいかも!!」
今度は、ハッピーが何やら絵を描いた。――それを折ろうとすると、その折り紙が立ち上がった。
「うわぁ!!」
「えっ?何描いたのよ?」
急に立ち上がった折り紙に驚き、ハッピーとルーシィは顔を見合わせた。
「オイラ、シャルルの絵を描いたんだ!!そしたら・・・」
「絵は・・・動き出すのかしら?」
何だか嬉しくなったようで、ハッピーは他の折り紙に、自分やウェンディ、ルーシィやナツを描いた。その折り紙がそれぞれ立ち上がると、カウンターの上で動き出した。
ウェンディの絵が立ち上がると、シャルルの絵がその隣に歩み寄った。
ナツの絵は、火をはく様な動きをするし、ルーシィの絵は――それを見て、ニコニコとしている。
ハッピー自身の絵は、デレデレくねくねと、シャルルの絵の後ろで悶えている。
「へぇ・・・面白いわね」
「あい」
だがほんの数分で、その紙は動かなくなってしまった。魔力が関係あるのだろうか。
ハッピーはアビリティ系の魔導士だ。物に魔力を込めるのが苦手なのかもしれない。
試しに、ルーシィがシンデレラと王子様の絵を描いてみた。二枚の絵は、立ち上がると手を取り合ってクルクルとダンスをしている。――それはそれは、楽しそうに。
しばらく踊って、時計の針がお昼の11時55分を指すと、シンデレラが、紙の中をかけ出した。
王子様もその後を、追っていく。
「うわぁ!!すご~い!!ルーちゃん!!」
いつの間にか近寄ってきていたレビィが、ルーシィの隣に座った。
「レビィちゃん!レビィちゃんも何か試してみてよ!!」
事情を説明して、レビィに折り紙を一枚渡す。ペンをもったレビィが、綺麗な筆記体でサラサラっと何かを書いた。それを折り紙の要領で蝶々に折って、ふぅっと宙に向かって息を吹きかけた。
紙でできた蝶々は、ヒラヒラと宙を舞い開いていた窓から外に飛び出した。
「あっ!!後つけて行ってみるね!!」
慌てて、レビィがその後追って行ってしまった。先程、ちらっと見えた手紙の宛先は、まだギルドに顔を出していないレビィの大切なひと――。
「あ~あ。レビィちゃんガジルのところに行っちゃったぁ」
「プフフフッ。すぐ逃げられちゃったねっ」
「うん。・・・って!!べっ別に・・・たくさん手伝わせようなんて思っていなかったわよ!!」
「あー腹減ったー!!」
いいタイミングで、ナツが隣に座った。
「ミラ~、飯~!!」
一緒に食事をとりながら、さっき試してみたことを説明すると、ナツがペンをとった。紙に書いたのは――。
『ハンバーグ・ステーキ・カレーライス』
その紙は、ズズズ~っとルーシィの元へ動いて行った。
「???」
「なんでルーシィのとこに?」
「あっ?あぁ!!ルーシィん家で食う予定で、今日の夕飯考えてたからか?」
「はぁ!?って、書いた時、考えていた人のところに行くのかしら?そんな事も出来るのね」
「・・・あい。ナツの頭はいつでもっ、ふぐっ!?!?」
その先は言わせないと、ナツはハッピーの頭を咄嗟にカウンターにめり込ませた。
「・・・アンタ達、食事中くらい静かにできないの?どうせナツはいつも食べ物のこと考えてるって言いたかったんでしょ?隠すことないじゃない」
よしよしと、ハッピーの頭を撫でながら、ルーシィが笑ってる。
――のんきに笑いやがって、いつだって、意識してるのは俺ばっかりだ!!
*
*
ナツはむすっと不機嫌になり、ルーシィに背を向けてテーブルに頬杖をつく。そんなナツのことなど気にした風もなく、彼女は「あたしももっかい書こっと」と楽しそうに笑っている。カバンの中から紺色の紙を一枚取り出すと、何かに気付いた様子の彼女がさらさらと紙にペンを走らせた。
・・・?
こっそり覗き込もうとしていると、早くも書き終えたのかルーシィは紙を丁寧に折っていき、紙飛行機を作る。すると、それは彼女が飛ばす前に自ら勝手に飛び始めた。
「・・・ん?なんだ、これ」
飛び立った先は、カウンター席に一人で座っていたタレ目の変態氷野郎。ルーシィはグレイの反応を待つかのようにソワソワし、目線が完全にあいつを向いている。
数秒後、グレイがくるりと後ろを振り向いた。
「この字はお前か、ルーシィ」
「えへへ、バレた?」
「こんなのに書かないで口で言えばいいだろ」
グレイがぴろ、と紙を見せてくる。目が良いナツはすぐにその紙に目を通した。
『ジュビアがみてるわよ』
ルーシィの字で、そう書いてある。
確かに、カウンターから少し離れたところでジュビアがグレイを眺めていた。
面白がってくすくすと笑うルーシィの目線の先には、グレイがいる。それがあまりに気に食わないものだから、ナツは座っていた椅子から立ち上がり、大きな声を上げた。
「おらー!!誰でもいいからかかってこーい!!」
何故だかイライラする。無性に暴れたい。ナツは満腹になったお腹をさすりながらぐるぐると腕を回した。
その後ろ姿をみて、ルーシィは呆れたようにため息をつく。
ほんっと、元気が有り余ってるんだから。
するとミラジェーンが「いつかナツにギルド壊されちゃいそうだわ」と頬に手をあてて苦笑いをしている。ルーシィはその言葉に大きく納得し、カバンからまた一枚紙を取り出した。手に取った紙はピンク色。それをテーブルの上に置いて、ペンを握る。何か絵でも描こうかと思っていたのだが、その色の紙を見た途端、頭にあいつの顔が浮かんだ。今、酒場の中央で暴れている、あいつの顔が。
「ルーシィ?」
「え?」
「書かないの?」
ハッピーが首を傾げてこちらを見ている。固まったまま動かないルーシィを疑問に思ったようだ。
「ルーシィが書かないなら、オイラまた書く!」
「え、だ、だめっ!」
ピンク色の紙を横から奪おうとするハッピーに、ルーシィは慌ててカバンから一枚紙を取り出した。
「は、はい。こっちに書いて」
「・・・?あい」
って、なんでわざわざカバンから新しいの出してハッピーに渡したんだろう。なんで“だめ”なんて言っちゃったんだろう。別にこの・・・ピンク色の紙でもいいじゃない。
自分の意味の分からない発言に戸惑いながら、騒がしい酒場の中心に目を向ける。ナツ一人で暴れてると思いきや、いつの間にかグレイも参加していた。二人で睨みながら取っ組み合いをしている。
ルーシィはペンを握ったまま止まっていた手を、動かした。
「おいこら、いい加減この手ぇ離せやクソ炎」
「そう思うならてめぇが離せよ変態野郎」
「暑苦しいんだよ、つーかこの距離誤解されんだろーが」
「うっせぇ、元はと言えばてめぇが・・・!」
思わず口に出しそうになった単語にハッとし、慌てて飲み込む。途中で口を閉じたナツに、グレイは眉を寄せた。
・・・てめぇが、あんなとこに座ってるからいけないんだ。
ぷくっと頬を膨らませ、目の前にいる自分が今一番ムカつく男を力一杯睨み返す。
あの場所にこいつがいなければ、ルーシィは・・・オレ宛てに紙飛行機を作ってくれたかもしれない。つか、隣にオレが座ってたのになんでグレイなんだよ。おかしいだろ。
だんだんグレイだけでなくルーシィにも腹が立ってきた。その時、肩に何か違和感を覚えた。目の前にいるグレイがきょとんとしている。
ん?と自分の左肩を見ると、そこにはピンク色の鳥・・・いや、ピンク色の紙で作られた一羽の鶴が乗っていた。
「・・・え」
「なんだこれ、お前のペットか?」
「なわけねえだろ!」
こんな紙でできた鶴がオレのペットなわけ・・・って、紙?
もしかしてと思いパッとルーシィの方を見ると、彼女と目が合った。しかしすぐにあっちから逸らされてしまう。
微かだが、鶴からはルーシィの匂い。
自分の頬が緩んでいくのを感じた。
・・・ルーシィからだ!!
「んー?この鶴、一体どこから・・・」
「どわあっ、触んじゃねえ!」
「は?別にいいだろ」
「よくねえ!変態がうつる!!」
「鶴にんなモンうつるか!つか変態言うんじゃねえ!」
肩に乗っている鶴に触れようとしたグレイからピンク色の鶴を守り、力をいれすぎて潰れてしまわないようにと、ナツは両手で優しく胸に抱いた。どこからともなく突然やってきた鶴を大事そうに扱うナツを見て、グレイは目を細め少し距離をとった。
「・・・なんかお前、気色悪ぃ」
「うっせえ、早くどっか行け!」
「お前からつっかかってきたくせになんなんだよ!?」
シッシッ、とグレイを追っ払うと、ナツは胸に抱いていたピンク色の鶴を、掌に乗せた。
「・・・お前、ルーシィが作ったんだよな?」
答えてくれるわけないと分かっていたが、ピンク色の鶴にそう訊ねる。もちろん返事はない。だけどついさっき、確信を得た。ナツはにやにやしていた顔をどうにか引き締めて、足をあるところへ向けた。
「ルーシィ?もう書かないの?」
未だ紙にいろんな絵や文字を書いているハッピーが、黙ったまま静かなルーシィの顔を覗き込む。
「え?あ、うん。まだあと少しあるから、ハッピー全部使っちゃっていいわよ」
ルーシィは持ってきた紙、残り四枚をカバンから取り出し、テーブルの上に置いた。
部屋にもまだあと半分くらいあるけど、明日もギルドに持ってくればハッピーがたくさん書いたり折ったりしてくれるだろう。
そう思っていると、ドカッと隣に誰かが座ってきた。ふと横を見れば、そこにはさっきまで暴れていたナツがにこにこと嬉しそうな顔をしてルーシィを見ていた。
「よっ、ルーシィ」
「・・・う、うん」
ぎこちなくだが笑ってみせる。すると、視界に数分前自分が折った鶴が彼の肩に乗っているのが見え、どきんと胸が高鳴った。
――見たかな?
そわそわしながら俯いて、震える手に力をいれる。
「ね、ねえ」
「ん?」
「その、鶴なんだけど」
「お前が折ったんだろ?」
「ま、まあ、そうなんだけど」
ナツは嬉しそうに肩に乗っていた鶴をテーブルの上に置いた。
「み、見た・・・?」
勇気を出して訊いてみる。しかしナツはルーシィの言葉にきょとんとして、首を傾げた。
「何を?」
ナツに、ルーシィは大きく肩を落とした。ま、そんなことだろうとは思ったけど。
はあ、と短いため息をついて横目で自分の折った鶴を見る。
・・・どうせ、気付かないとは思ってたもの。ほんのちょっとでも、見てくれるかなって期待したあたしがバカだった。
鶴に乗せたあたしの気持ちは、このままずっと気付かれることないまま・・・。
「ルーシィ、鶴折る前に何か書いてたよ」
「え、そーなのか?」
あ、と思い出したようにハッピーがナツに告げた。カリカリ、と紙に絵を描いているハッピーの発言にルーシィは目を見開いた。
「えっ、は、ハッピー、あんたまさか、見て・・・!」
「オイラ何も見てないよ。だけどルーシィが何か書いてたのは知ってるんだ」
見られてない、そのことにほっと胸を撫で下ろすも、鶴に何か書いていたことをナツに知られてしまった。どうせ気付かないままなら、このままバレないで、そのまま終わってしまったらいいと思っていたのに。
「そういや、この紙に魔力を込めて手紙を書けば宛先の人に届くって言ってたもんなー」
ナツはルーシィの書いた内容が知りたいようで、折られている鶴を解体しようと試みるが、なかなかうまくいかない。鶴に悪戦苦闘している。
「んん?これ、どうなってんだ?こうか?」
「わ、ちょ、そんなに引っ張ったら・・・!」
その瞬間、ビリッと大きく裂ける音が聞こえた。不器用なのは知っていた。ナツが鶴を解体などできることもないって分かっていた。なのに、止めなかった。――それはきっと、見てほしかったからだ。
「あっ!!」
「あーあ、ナツ何やってんのさー」
「だ、だってよ、ルーシィがこんなややこしい折り方すっから・・・!」
力いれすぎ、引っ張りすぎ、不器用すぎ。失敗した。ナツに鶴なんか折るんじゃなかった。
せっかくうまく折れた綺麗な鶴がビリビリと裂け、ナツは申し訳なさそうな顔でルーシィを見ると、「ん?」と何かに気付いた。
「これ・・・」
裂けた中から、何やら見えたようだ。ルーシィはほんのりと頬を桃色に染め、ナツを見つめた。彼の口が、はっきりと動いた。
「・・・桃か」
「へっ?」
その発言にルーシィは間抜けな声が出た。
「桃ぉ?一体何を描いてるのかと思ったら、ルーシィってば桃描いてたんだ?」
「なんで桃のマークなんか書いてんだ?腹減ったのか?食いたいのか?」
「・・・ちっがーーーう!!!」
もおっ、なんでそうなるのよ!?
鈍感なこいつがほんとに恨めしい。頑張って、勇気出して、書いたのに。そうよね、こいつは・・・こういう奴だもんね。
ふるふると肩を震わせ、ぎゅうっと右手に力が入る。
桃、ですって?あたしはハートマークを書いたのに!確かに逆さにしたら桃に見えなくもないけど・・・ボケるにもほどがあるでしょ!?気付きなさいよ!!
全然自分の気持ちが届いていない。一ミリも。その事にふんっと腹を立てていると、ナツが急に真面目な顔になる。
「そうか、分かったぞルーシィ」
「・・・ナツ?」
もしかして、気付いてくれた?
ふっ、と小さく笑みをこぼし、嬉しそうに彼は言った。
「今日の夕食は桃を使った料理か」
「バカーーー!!!」
ルーシィの叫び声と、繰り出された彼女の右手により吹っ飛ばされたナツの声が、ギルドに響き渡った。
おまけ
「思ったより早かったですね。もっと時間かけてもよかったんですけど」
「いえ、もう十分です。意外と楽しかったですよ」
「オイラいっぱいお絵かきしていっぱい手紙書いたんだ!ルーシィと鶴とか紙飛行機とかたくさん折ったし!」
「あたしたちただ遊んでただけで、使用用途とか増えたわけじゃないんですけど・・・ほんと、純粋に楽しんじゃって」
「そうですか。でも楽しんでくれたならよかったですよ。・・・ところで、そちらの彼はどうしたんですか?」
「ナツー、いつまでむくれてんのさー」
「うっせえ。つか、むくれてんのはルーシィの方じゃねえか」
「はあ?別にむくれてないんですけどー」
「ほら!むくれてんだろ!?なんだよその顔!」
「唇尖らせて子供みたいにいじけてるあんたに言われたくないわ!」
「それ言ったらお前だろ!?たかが桃ぐらいで何怒ってんだよ!」
「もー!!だから、桃じゃないって言ってるのに!分からず屋!鈍感!バカ!」
「そこまで言うか!?あれはどう見たって桃だろ!他に何があるっつーんだよ!?」
「もうちょっと頭使って考えなさいよね!」
「ナツとルーシィ、三日もこんな感じなんだよ」
「へえ、それはそれは・・・何が原因なんです?桃って?」
「おう、お前も見てくれよ」
「ちょっ!?あんた持ってるの!?」
「ポッケに入ってる」
「し、しまいなさい!!見せる意味分かんないから!!」
「ああ?いいだろ別に、これが桃に見えるか見えないか聞くだけだっつの」
「そんなことしなくていいの!お願いだから早くしまってってば!」
「・・・ほんと、仲がよろしいことで」
「あい。ナツとルーシィ、誰よりも仲良いよ」
「ところで桃ってなんのことです?」
「オイラ教えてあげる。あのね、」
「黙りなさい猫!!!」
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メリークリスマス、でした!笑
今回のお話は、半分がmoさん、半分が私、ふたりが書いた作品となります。
初めての体験なので反応にもどきどきです。
楽しかったのでまたできたらいいなって思います(*´ω`*)
みなさんいかがだったでしょうか?
そしておそらく、これが今年最後の投稿となります(´・ω・`)
少しはやいですが、来年もこんな私をよろしくです!
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↑は翡翠ちゃんからのコメントです。
ちょうど、クリスマスの後くらいに支部に投稿してくれたんだよね♪
年末年始、moの動きが鈍ってていただいてくるのが遅くなっちゃいました!!!!
やっといただけたぜ( v ̄▽ ̄) イエーイ♪www
そして、半分がmoとありますが、前半1/3くらいがmoかな~。
翡翠ちゃんのステキワールドで、ほっこり可愛いナツルになって、moはとっとも幸せです。
ほんとこんな素敵な作品に仕上げてくれて、感謝感謝だよ♪
うふふっ(*゜v゜*)♪なんか、役得って感じwwww
次はmoの番だね。がんばって、仕上げるからね~!!
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読んでくれたみなさん、お付き合いどうもでした!したっ!! 翡翠&mo