2014年08月23日
この気持ちがきっと…
妖精の尻尾の日常の一部。ナツという事で花火をテーマにしてみました!!
仲良くしていただいている。まいるずMiles to go のマイルズさんに奉げます。
「ずっと一緒だ!!」
ナツが言ったその言葉に、心の底からあったかい気持ちがあふれてきたんだ。
ああ。この気持ちが、きっと・・・・
*
*
*
なんだか気持ちのいい朝。誰に起こされることもなく、少女はふっと目を覚ました。
窓越しに目に映る空が、きれいでどこまでも続く藍色に染まっていた。
「んっんん~!!」
運河沿いのアパートの二階に住む金髪の若い娘ルーシィは、両手を伸ばし気持ちよく背筋を鳴らした。ちょっと汗ばんだ肌。その細い首筋に手を当てると、思い立ったようにベットから飛び出て、浴室に向かった。勢いのいいシャワーの流れる音が部屋に響いてきたころ、ルーシィの家の窓がカタリと鳴った。
大きめのバスタオルで、その見事なスタイルの体を軽くおおい、きれいな金髪から雫を垂らしたままルーシィは浴室から出てきた。
少々音のはずれた鼻歌を奏でながら、水を注ごうとガラスのコップに手を伸ばした。だが、そこにあるはずのコップに手が届かない。
見ないでも勝手知ったる我が家だ。
・・・?
目測を誤ったかと、伸ばした手の先に視線を流すと青い塊が視界に入った。その瞬間その塊が、ルーシィの顔に飛びついた。
「っ!?きゃわわわ~!!!」
「ぎゃっはっはっはっは~!!」「プククククククッ。」
ルーシィの叫びから遅れて盛大に笑い声が、部屋に響いた。
そしていつもの叫び声。
「ふっ不法侵入~!!!!!」
ルーシィの腕には青い猫。その隣には桜色の髪を持つ彼女のチームメイト。キルドへの道。
朝から驚かされいささかご機嫌斜めのルーシィを、その腕の中から青猫のハッピーが猫らしく猫なで声をかける。
「ルーシィ。明日の花火大会楽しみだねっ!!」
「そっかっ!!明日だっけ??うわぁあたし緊張するなぁ。。」
「なんで緊張なんかすんだ??ドバーッと火花上げればいいんだろ??簡単じゃねえか!!」
ハッピーの発言に、目を輝かせながらも緊張の色を見せていたルーシィに、その隣を歩いているチームメイトのナツが、普段から首に巻いているマフラーを頭にまき直し、祭りだ~!!と声を上げた。
ルーシィ達が住むこのマグノリアという町では、毎年花火大会が執り行われていた。しかも、ただの花火大会ではない。
この街に存在する魔導士ギルド『妖精の尻尾』の魔導士による、魔法の花火の大会なのだ。
毎年、その妖精の尻尾に所属する魔導士が、それぞれの魔法を駆使して花火を打ち上げるのだ。
だが、その妖精の尻尾の主要メンバーが突如として消えていた7年間その花火大会は中止されていた。中止せざるをえなかったのだ。妖精の尻尾の主要メンバーが帰還した7年ぶりの花火大会は、盛大にならざるを得ないだろう。
だいたい 主要メンバーが集まって、、、無事に花火大会なんて・・・・できるのかしら?
ルーシィは、大きなため息をつきながら多分その騒動を引き起こすであろうチームメイトをチラリとのぞき見た。
*
*
目前に我らがギルド妖精の尻尾が見えてくると、ナツは何かに気が付き笑みを漏らした。「ちょっと暴れてくるっ!!」そういうとギルドに向かってドカドカと走りだした。そして、ギルドの入り口のドアを勢いよく開けた。
途端ににぎやかな声が響いてくる。
今日は既に乱闘が始まっているようだった。その乱闘にとび込んでいくナツをしり目に、ルーシィはハッピーを腕に抱いたまま酒場のカウンターを目指した。
そのルーシィの頭を目指して、後ろからガラスのジョッキが飛んでくる。が、ハッピーが「あっ!」と声を上げた時には、それは炎に溶かされた。
自分の近くに上がった炎に、ルーシィは「コラ―!あたしを燃やす気か~!!」と、一応突っ込みを入れ、足早に進んでいく。
と、今度はルーシィめがけて液体の入ったままの瓶が飛んでくる。
「きゃぁ!!」
ルーシィが目をつぶって両手で頭を庇うが、いっこうにそれはルーシィにはかからなかった。
ギュっと閉じていた目を開けるとその視界に氷の壁と、兄のように慕っているチームメイトの姿。
「姫さんぼっとしてっと巻き添え食らっちまうぞ!!!」
「あっありがとグレイ!!」
ルーシィは腕の中で、おかしそうに笑うハッピーの頭をこねくりながらカウンターを目指した。
と、今度は足元に転がってきた何かの瓶に足を取られた。
「わわっ!!」
ルーシィは驚きの声と共に後ろに倒れこんで、後頭部あたりを強打するはずが、背中に固い金属のでもやさしい感触。
「エルザ!!」
「危ないぞ!!気を付けろっ。」
ルーシィをしっかりその場に立たせたのは、これまたルーシィのチームメイト。鎧をまとう緋色の髪の少女が、静かに戦闘用の鎧に換装した。
その姿にルーシィは、あと数秒で、きっとこの喧騒はやむだろうと推測した。ルーシィがカウンターのいつもの席に腰を落ち着けた時には、酒場には静かに風が吹き抜けていた。
エルザの手によって、ナツと共にグレイがそこの床にグニャリと倒れこんでいる。
一仕事終えたエルザはパンパンと手の埃を払うと、カウンターにいる酒場の看板娘ミラジェーンに向かってイチゴのショートケーキを注文して、ルーシィを誘って近くのテーブル席に向かい合って座った。
「エルザお疲れ!!」
「ああ、ルーシィ。ケガはなかったか?」
「フフッ。おかげさまでっ!」
「ぷふふっ。ナツ達に助けてもらわなかったら、ルーシィ無残なことになってたのにね~!!」
「ってこらぁ!!何残念そうに言ってるのよ!このネコちゃんは!!もうっ!!」
ハッピーとルーシィのやり取りにエルザはクスリとほほ笑み、フォークでケーキを一掬いした。
「クッソォ!!エルザ!!次は負けねえかんな!!」
「ナツお疲れ~!!」
「ったくほどほどにしなさいよぉ~!!」
ルーシィの隣の席に、ナツがどかりと座った。
唾を飛ばしながら、エルザに向かって喰ってかかっている。が、喰ってかかられたエルザの方は、慣れてモノでどこ吹く風かと爽やかな笑顔を向ける。というか通じているのかも定かではないが。。。
ナツはねぎらう相棒の頭をひと撫でして、炎の揺れるジョッキを煽り、炎の揺れるパスタにフォークを突き立てた。
ナツに遅れて、グレイもそのテーブルにやってくる。
手にもったブドウ酒の入ったジョッキと、冷気漂うアイスパスタののる皿をダンッと音を立ててテーブルに乗せエルザの隣にドカリと座った。
「てめぇ、パスタとか!!真似してんじゃねぇ!!」
「あぁ??馬鹿かお前。。。誰がトリ頭とわざわざおんなじもん食うかよっ!!オレまで馬鹿になっちまう。今日のおすすめなんだよ!!」
「んだとぉ!!」
ナツがテーブルをドンと叩いた。2人の視線が鋭くぶつかる。
「ちょっ!!やめなさいよっ!!食事中よ。」
「やんのかぁ!?」
「やってやんよぉ!!」
ルーシィの静止も届かず、グレイもテーブルをダンと叩いて立ち上がった。その拍子に、同じテーブルにのるエルザのケーキも跳ねた。当然のごとく、きらりとエルザの目が・・・光った。
・・・そして、ナツとグレイの目の前テーブルにフィークが刺さった。
「黙って食べれんのか!!食事中だぞ!!」
「「あい!!」」
エルザの一言により、双方の熱が引きその場が静かになった。
「お前たちが揃っているなら、ちょうどいい。明日の花火大会だが・・・・」
「えええぇぇ!!!」
「ふっふふざけんなぁ!!」
「・・・エッエルザそれはちょっと。。」
「・・・・・・・・・・・・。」
エルザの提案に、驚きの声と反発の声。そして返す声を出せなくなっている者もいる。その提案とは、明日に控えた魔法花火大会のこと。そこで花火を打ち上げるメンバーは、マスターによって指名されその順番はミラによって決められていた。ハズだった。
エルザの話によると、緊急の依頼が入り花火をあげられるメンバーが出かけてしまったのだ。
本来であれば、前半の部が終わった時点で、グレイの出番は終わり入れ替わりでナツの出番のはずだったのだが、依頼や魔法の種類によってその分担が変わったというのだ。
最強チームは、とおし。つまり前半も後半も出ずっぱりという事らしい。だが、それも仕方ない事なのだ。ギルドに残っている他のメンバーは、砂の魔導士や木や念話の魔導士など花火を打ち上げるにはそぐわない者達なのだ。
そしてここで問題なのは、、、火と氷の花火を同時に上げろ!!という事だ。睨みあう火と氷の魔導士にエルザは優しく微笑みかけた。
「昔は、、、お前らいっつも肩を組んで、互いの魔法を競い合っていたではないか!!」
「はぁ!?!?」
「それはっ!!」
「私の後ろを、仲良く手を繋いでっ!!うん。可愛いものだったぞ!!」
「プフフフフッ」
「「くぅ。。仲良くしていた覚えはねえ!!」」
「そういえば、花火を上げさせてもらえなかった頃は、ギルドの裏で皆で手持ち花火をやったじゃないか!」
「あぁ。あれなっ。そこのクッソ炎が、花火を一気に引火させちまって大惨事になったじゃねえか。」
「んだとぉ!!あれはお前!!俺まだ小っちゃかったんだ!!お前は次の年に全部氷漬けにしてエルザのゲンコツくらってたじゃねえか!!」
「あんだとぉ!!」
「やんのかぁ!!」
「二人ともやめんかっ!!」
ルーシィは、3人の子供の頃の話に目を細めて聞き入っていた。どうやら、、この3人の関係はこのまま小さくした3人のようで、暖かい気持ちがあふれてくる。
・・・その反面、自分の小さい頃は。。。
「花火かぁ。あたし線香花火好きだったなっ」
「ほぉ。ルーシィの事だから、どっかーんと派手なのが好きなのかと思っていたな。」
「ルーシィ。線香花火は食べれないよぉ。」
「あ?俺は食べれんぞっ!!口の中でぱちぱちして美味えんだ!!」
「そういやお前、子供のころオレが火つけた花火片っ端から喰いやがって!!」
又もいきり立ち額をゴツンと合わせる2人に半ばあきれた笑みを向けながら、ルーシィの脳裏には母の病床、母の部屋のベランダでこっそりと2人でやった線香花火が思い出される。
まだ暑くなる前だった。
母が床にふせってから、父は仕事に打ち込むようになっていった。まるで家族が見えないとでもいうように。
今思えば、日に日に弱っていく母の姿を、、、、見ていられなかったのかもしれない。そんな父のことを、母は「弱い人なのよ。ごめんね。」と言って逆にあたしを慰めてくれていた。
病の母と過ごした部屋。そこは病床に変わってしまった母の部屋だった。
遠くで打ち上げられる季節には少し早い花火を、母の部屋から一緒に見た次の日。どこにも連れて行ってあげられないからと言って、母はどこからか線香花火を出してきてくれた。
ほとんどが湿気っていて火が付かなかったが、1つだけ。1つだけ火が付いた。
煙を吸い込んでしまって、コホコホと咳をする母の背中を、小さい頃のあたしは慌てて撫でた。その時の母の笑顔を思い出すと胸が締め付けられてしまう。
あれから、花火を手に持ったことはない。
別に避けていたわけではないのだ。たまたま機会がなかっただけで。
以前浜辺で打ち上げた星霊の花火。
それも、昔ママが教えてくれた。ママは、あたしの記憶の中では魔導士をとっくに引退していた。だから、、、ママの打ち上げる花火を見ることは叶わなかったが、夜空に咲く星霊の花は星と見まがうほどきれいなのよ。と嬉しそうに教えてくれたんだ。
明日はあたしがまた、その花火を上げるんだ。なんだか誇らしい気にもなってくる。
窓から見える空は、茜色から薄い紫色に染まっていく。
いつの間にか、酒場の中で暴れ始めてしまったチームメイト達をその場に残し、ルーシィはそっと席を立った。
*
*
ふと気が付くと、ルーシィの姿が見えなくなっていた。スンと鼻を鳴らすと扉へ向かうルーシィの残り香。ナツはギルドの乱闘騒ぎからこっそりと抜け出し、その残り香をたどった。
なんだか、花火の話をしていた時のルーシィは、珍しく儚げにほほ笑んだのだ。その笑みが、頭のどこかにこびりついて消せなくなっていた。・・・早いとこいつものルーシィの笑顔で上書きしたかった。
気が付くと、ギルドの裏手にある湖のほとりに出ていた。
そこで、そよぐ風に金糸を揺らしてたたずむ少女をナツの目が捉えた。
「・・・どうしたんだ?」
少女は声の方にゆっくりと振り返り、力なくほほ笑んだ。
「ん~ん。」
湖に反射した夕焼けが、ルーシィの顔をオレンジ色に染めている。ナツはルーシィの隣にドカリと座りこんだ。次の瞬間、重ねられる暖かい手。その熱に、ルーシィの顔が真っ赤に染まった。
「なっ///」
「よしっ!!花火買いに行こうぜ!!」
ナツは悪戯を思いついた子供のように、目を輝かせた。
「今度はぜってえぇ!!グレイの奴をギャフンと言わせてやるんだ!!行くぞ!!ルーシィ!!」
ナツは繋いだ手を引いてルーシィを強引に立ちあがらせて目を輝かせ、ルーシィに向かって満面の笑みを向けた。突然のことに、目を点にしていたルーシィもナツの笑顔につられその顔に花を咲かせた。
「そうやって、ルーシィは笑ってろよっ。」
「えっ??」
夕日が反射して、ナツがオレンジ色に染まって見える。
「これからはずっと一緒だ!!妖精の尻尾は、家族なんだからなっ!!」
ルーシィに暗い顔なんか似合わねぇ!!と手を引いて走るナツの背に、ルーシィの心臓が早鐘を打つ。繋がった手とその背を見ながらルーシィは、心の中だけでポツリと呟いた。
『あんたは、あたしの太陽だよ。』
これからは、ただの家族じゃ満足でいないかもなっ。胸にともった暖かくも、鼓動を早くする感情。
まさか、ギルドNo1の問題児に胸をときめかせてしまうとは。
でも、だって仕方ないじゃない。
いつだって、ナツは・・・ナツなんだからっ。
Fin
+++++++++++++++++++++++++++++++
うおぉぉぉ!!!
原作っぽい感じ!!ってリクに応えようと書いていたはずが、しんみりしちゃってるじゃんね。。。
つくづく、リクを遂行できないmoだなぁ~。。。まぁ、これで許してくれ(*'ω'*)ノ
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おまけ
“ピュ~~~~~~~~~~~~。 パシャーン!!!”
“ピュ~~~~~~~~ン。 パキーーーン!!”
雲一つないどこまでも淡い夜空に、魔法の花火が打ちあがる。
今は花火大会の前半。
グレイとジュビアが担当する光り輝く水と氷の花火が打ち上がった。
結局のところ、またも順番がいれ変わったのだ。どうしてもグレイと一緒に参加したかったジュビアが急いで依頼を片付け開催時間に間に合わせて帰ってきたのだ。
まだ昼間の熱気を残した夜空に、噴水のようにジュビアの水がきれいに打ちあがり、遅れて打ちあがるグレイの氷がジュビアの水を一緒に凍らせ、夜空に氷の花を咲かせる。
大きな大きな氷の花が夜空に広がると、遅れてひんやりとした空気が下りてくる。涼もとれて、一石二鳥だ。
ルーシィは花火が打ちあがる場所から少し離れた湖のほとりでそれを見上げていた。
「きれ~ね~。」
「あい!!」
「・・・そうかぁ??あんなんただの氷じゃねえか!!」
「何言ってるのよっ!!きれいじゃないっ。氷と水に光が反射して、何かシャンデリアみたい!!フフフフッ。」
ルーシィは、花火を見上げて首を反らせた。まるで後ろに倒れこみそうな無理な体勢に、まあいいかとそのまま湖畔に寝そべった。
風に流れた金色の髪が、先に寝そべっていたナツの頬をくすぐった。隣に寝そべったルーシィは、まっすぐと花火の上がる夜空を眺めている。ナツは顔にかかった金糸を優しくよけながら、ルーシィの横顔にポツリと声を掛けた。
「・・・あんま見てんと、、、変態になるぞっ!!」
「!?そうなのっ!?オイラ変態はヤダなぁ。。シャルルに嫌われちゃうよぁ。。」
「ひぃぃぃぃ!!!!って、そんなわけないでしょぉ!?ばっかねぇ。」
夜空に向かっていたルーシィの視線がナツに向けられた。くすくすと笑っているルーシィはルーシィで。昨日見た儚げか表情は、みじんも感じさせない。体を起こしたルーシィのサラサラの金糸が、風を受けてフワフワと舞っている。
「・・・バカってこたぁないだろ??相手はあの無自覚変態だぞ!?」
ケタケタと笑っている少女の隣に、寄り添うようにナツが体を起こすと、相棒のにやつく目が向けられる。その目に、にやりと笑みを返しナツは、ルーシィの細い肩を後ろからぎゅっと抱き締め、そのまま抱き上げるように立ち上がった。
「きゃわぱわわぁぁ!!」
ルーシィの口をついて出てくる妙な叫び声を、笑って受け止めナツはそのまま走り出した。少し後ろを自称気の利く青猫は、くすくすと笑いながらついていく。
「なっ///なっ///!?!?」
「あ??そろそろ俺らの番だろ?遅刻したら、エルザにどやされっぞ!?」
「!?えっ!?そっそうだけど~!!自分で走れるぅ~~!!!!」
*
*
ねぇママ!!
星霊の花火は大好評だったよ。
もちろんナツの火の花火も、夜空に咲く火の花が夏の熱気を呼び戻して、お祭り気分を盛り上げてくれたんだ。
たくさん笑ちゃった!!おっきな口開けて!!
あたしね。・・・・きっと今日のこの日を忘れないよ。
ママは知らないだろうから、教えてあげるね!!
獅子宮のレオの花火は、とっても光り輝いて夜空が一瞬白く染まっちゃう位光るのよ!!見て見て!!って言ってるみたいな自分が主役の花火。
アクエリアスの花火は、、、ママが言っていた通りだったよ。たった1度きりしか上げられなかったけど、大きくって夜空を包んじゃうんじゃないかってくらい大きくって!!力強くきらきらと輝ていたよ。とってもきれいだった!!
あれがママのいっていたアクエリアスの花火なんだね!!やっと見ることが、、、、あたしにもあげることができたんだよ。
・・・ママにも見せてあげたかったなぁ…。
それとね!!笑ってちゃうのが、アリエスの花火!!
空中に上がってポンッと弾けたピンク色の綿がとってもキュートで可愛かったの!!!でもねっ。。遅れて上がってきたナツの花火が引火しちゃって!!
バーって火が空中で広がっちゃって!!すっごくきれいだったんだけど、そんなの予定してなかったから焦っちゃってっ!!!
裏では、大慌てだったのよ!!だって火の粉が消えないで降ってきそうだったんだもの!!
慌てて片づけをしていたジュビアが水の、グレイが氷の花火を上げて消してくれたの。
あぁ~良かったぁって、ほっとしてたのに~!!
『俺の花火消すんじゃねぇよ!!』ってナツがグレイに突っかかって・・・・。
フフフッ。後は、いつも通り!!・・・全くしょうがない人達でしょ??
あたしねっ!!そんなあいつ等が、、、、大好き!!!!
何をしても、一筋縄じゃいかないけど・・・何だかね?それも楽しいの!!!!フフフッ。
ナツと一緒なら、これからも楽しいことがいっぱい待っていると思うんだ!!
ねぇママ!!見守っていてね?・・・パパも!
あなたの愛娘。ルーシィより。
尊敬するパパと大好きなママへ