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2014年6月18日~

                たいまつの中の悪魔

たいまつの中に悪魔が潜んでいるかもしれない。

ナツ、ルーシィが、両想いだってみんな知っているぜ!!いい関係だぜ!!って感じな2人でです。

支部でお世話になっております方から、リクを頂いたのですが、、、、、旨く消化できてないです!!すみませんm(__)m

自分設定多いです!! では、いつもの様に、誤字脱字には気を付けてお進みくださいm(__)m

 

たいまつの中の悪魔 “アエスニクス”

炎のデーモン。

錬金術師たちは、アエスニクスが炎の中に住む蜥蜴に似た“サラマンダ”であると言った。

センディウォギウスによれば、“燃え上がる炎、たいまつと言った種々の形や姿で現れる。”霊であるという。

 

 

 

ナツは、自分では抑える事の出来ない黒い炎を体から噴き出している。

ここに居なければ、、、ここに居れば、、、ルーシィを、、、仲間達を傷つけることは・・・ない。

 

“壊せ!!壊せ!!!”

“破壊しろ!!!破壊しろ!!!!”

“燃やせ!!!すべて燃やせ!!!!”

 

頭の中に響いてくる声。

その声が聞こえてくると、段々意識が遠のいていくんだ。

起きている時は平気だった。

 

まさか、寝ている時にあんなことをしているなんて。。。

 

数週間前から、頭の中で声が聞こえ始めた。

 

“破壊しろ!!燃やせ!!壊せ!!すべてを燃やし尽くせ!!!”

 

破壊を促してくる。が、オレは聞こえないふりをした。

応えてはいけない気がしていたんだ。オレはその声に抗い続けていた。

 

はずだった。声が聞こえ始めてからすぐ、マグノリアの街で不審火が上がるようになった。それは、決まって夜中におこる。

だが、幸いなことに怪我人が出たことはなかった。今までは。

先日とうとうその不審火が建物を全焼してしまった。

 

ルーシィも怖がっていたし、オレは、何の気なしにあぶねえ奴がいるもんだと、そんな火オレが喰っちまえばいい!!それくらいの気持ちでいたんだ。

 

少し前までは。。。

 

 

数時間ほど前。

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

「やめろぉぉぉ!!」「ぎゃぁぁぁぁ!!!」

 

怒声と叫び声が、妖精の尻尾の酒場に響いた。

 

「ナツ!!!!」

 

耳慣れた声が、誰かを呼んでいる。

 

「ナツ!!!しっかりしてぇ!!!!」

 

心地のいい声が頭の中に響いてきた。

・・・・な・・・・つ・・・?

 

「ナツゥ!!!っ!!んぐぅ!!!」

 

白くて細い手が、自分に向かって伸びてきた。その手に漏れ出ている炎がかすった。ビクッとその白い手が震えた。

 

「やめろ!!ルーシィ!!!」

 

黒髪で半裸の男が、その白い手を掴んで引っ張った。

・・る・・・う・・・・・し・ぃ・・・?

白く細い手は、その男の手から抜け出してまたこちらにその手を伸ばしてくる。

 

「ナツ!!ナツ!!!しっかりしなさい!!!」

 

『パーーン!!』

 

乾いた音が鳴り響いた。

 

「・・・・ルー・・シィ!!ルーシィ!!!」

 

その声に衝撃に驚いて目が覚めたんだ。

記憶が跳んでいる。いつの間にか眠ってしまっていたようで、重たい頭を何とか起こそうと声のする方に意識を集中した。

ここ最近しっかり睡眠時間をとっているのにもかかわらず、朝起きるとよく寝たなという感覚が得られていなかった。

徹夜でもしたかのように、その徹夜が何日も続いているように、いつも体が重く、どこか眠たかった。

 

重たい瞼を、何とかこじ開けた。

ナツの視界は霞みがかり、まだハッキリと見えていない。

しきり瞼を擦ろうと、瞬きをしようと体に指令を出すが、自分の体がいう事を聞いてくれないのだ。

 

霞みがかったナツの視界に映るのは、発火する机や椅子。ギルドの壁。

カップやグラスの中で沸騰する飲み物だったであろうもの。

皿にのっていた食べ物だったであろうモノや、机の上に会った本などは・・・すでに消し炭と化している。

 

“燃やせ・・・・燃やせ・・・!!”

“壊せ!!すべてを焼き尽くせ!!!”

 

突如頭の中に響いてくる声。ナツは頭を横に振る。

先程から仲間が叫んでいる声もどこか遠くに聞こえていた。

声が聞こえづらいなんてことは、滅竜魔導士である自分には今までになかったことだ。

ナツは、その場に唖然として立っている事しかできなかった。

この、目の前の光景がいまだ呑み込めないでいる。

 

「ナツ!!つぅぅ。。」

 

白い手が自分を掴んだまま、倒れ込んだ。

桜頭の少年は、目の前で倒れ込んだ金髪の少女を視界に映した。

その瞬間。世界が鮮明に認識できた。

完全に視界を取り戻した。

 

目の前で、ゆっくりと金髪が揺れ、床に倒れていくのがスローモーションのように見えた。

 

「ルーシィィィィィィ!!!!!!!!!!!!」

 

ナツはルーシィに手を伸ばし、自分の体から黒い炎が揺らめいている事に気が付いた。

自分でも初めて見る炎だ。

必死で、その炎を抑えようと試みるが、そうする事が出来ない。

 

“燃やせぇ!!燃やしちまえ!!!”

 

何だ??何でだ??何が起こっている??

気が付いたら・・・・目の前で崩れ落ちる様にルーシィが倒れた。

手を伸ばそうにも、炎を治める事が出来ない。ルーシィに触れることすらできないんだ。ルーシィのその体は、そこかしこ焦げているように見える。。。オレが?

 

倒れ込んだルーシィを、グレイが抱きかかえた。氷で自分達を守っている。

グレイの目が、鋭く俺を射ぬいた。まるで敵でも見る様なそんな視線だ。

グレイがオレをあんな目で見るなんて、、、あんな・・・・敵?・・・オレが??

 

オレは、、、飯食った後気持ち良くなって、、、最近疲れてたし・・・・ちょっと眠っただけだ。。。吸い込まれるように、瞼を閉じて睡眠を貪った。。。それだけなんだ!!

酒場を見渡すと、ぼやけた視界の中で見たよりもひどい様子が目に飛び込んでくる。

誰が・・・これを?

 

「おい!!クソ炎!!てめぇ、、、何やってんだぁ!!!」

 

・・・・オレ?

グレイだけじゃない。ギルドの仲間が、みんな敵を見る目をして、オレを見ている。

 

まだ、黒い炎が体から噴き出してくる。

抑えきれていない。抑えられないのか?オレが・・・??火を??

 

“そのまま燃やせ!!燃やせ!!燃やし尽くせ!!!”

 

ナツは、体からあふれてくる炎を手で押さえるが、やはり治まらない事を悟ると何かを呟きギルドを飛び出していった。

 

何処へ向かったらいいのかわからない。

ひたすら人のいない方へと足を進めた。

 

くっそぉ!!・・・・どこ行きゃいいんだ!!!

オレが・・?おれが・・・ルーシィを??

 

いつの間にか森の奥深くまで来ていた。その場に頭をかかえてナツはうずくまった。

森の深いところで、黒い火柱が雲を突き抜ける様にあがった。

 

こんな。。こんなことは初めてだ。

自分で自分の魔力がコントロールできないなんて。。。

しかも、何だ?この黒い炎は。。。

仲間は、、、、ルーシィは無事なのか??

 

「くっそぉぉぉぉぉ!!!!」

 

“替わってやろうか?火竜よ。このサラマンダが替わってやろうか??”

 

「誰だ!!!さっきからなんなんだよ!!!」

 

“オレはお前さ。サラマンダー”

 

「くそっ!!オレな訳ねぇ!!オレがオレなんだ!!!てめえは引っ込んでろ!!!!」

 

頭の中に響いてくる声にどなりつけた。

 

“クックックックッ。いつまで持つかな?”

“壊せ!!!燃やせ!!!すべてを焼き尽くせ!!!”

 

 

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

ナツー!!!( ;∀;)

 

「って、事が無いとも言えないでしょ??道端にある松明なんて食べちゃダメよ!!」

 

ルーシィのちょっと怒ったような困ったような声が響いた。

 

「ったく。クソ炎さんは、頭まで胃袋で出来てんのかよ!!」

「ナツ!!拾い食いをしては、腹を壊しかねんぞ??」

 

グレイとエルザもからかい半分ナツにむかってそう言うと、苦笑を漏らした。

依頼からの帰り道、道端には街灯替わりの松明が揺らめいていた。

空腹の桜頭の少年は、『ぐるぐるぐうう。。。』と豪快な腹の虫を鳴らし、その炎に吸い込まれるように顔を近づけていたのだ。

 

その様子を見て、ルーシィが語り出した、もしものお話。

もちろん、元々あった悪魔の伝説を引用してはいるが、作り話だ。

最強チームで出かけた帰り道では、こうやってたまにルーシィのお話をみんなで聞きながら帰るのだ。

実際の処、ルーシィは物語の中に自分を登場させていないのだが、、、ナツの頭の中では、仲間の少女やら、その少女やらは、ルーシィと変換させている。

きっと、ハッピーやエルザやグレイも、同じように変換されているのだろう。

 

「べっべつに!!食うなんて言ってねぇ!!!」

「プフフフフッ。でもナツ。ヨダレ垂れてるよ?プフフフフフッ」

「・・・うぐっ。。。だってよう・・・腹減った。。。『ぐうぅぅぅぅ。。』はぁ。。。」

 

「しかし、ルーシィの考える話はさすがというか面白いなぁ。」

「あぁ!!しかも、このトリ頭ならやりかねねぇ!!クックックック」

「あい!!ルーシィはナツをよく見てるから!!」

 

エルザが感心した目をルーシィにむけると、ルーシィの腕の中のハッピーが誇らしげに胸を張り、ルーシィはちょっとぉ?とハッピーの頭を小突いた。

グレイはその様子に目を細めたが、ナツに足を踏まれ、額を合わせてガンを飛ばしあっている。

 

「ふふふっ。まあ元々ある伝説に、ちょっと遊び心を加えただけよ?」

 

ルーシィも楽しそうににっこりと笑った。

エルザと腕の中のハッピーと、クスクスと笑い合っている。

 

『ぎゅるるるるるる』

 

グレイと睨み合っていたナツが、また腹の音を鳴らし、がっくりと肩を落とした。

 

「おいおい。しっかりしやがれ!食欲バカ!!もうすぐマグノリアだ!!」

「ナツ!!しっかり歩け!!!」

「ったくもぉ!!アンタが列車乗りたくないってダダこねるから、最終の列車に置いてかれちゃって、歩くことになったんですけどぉ?」

 

項垂れるナツにむかって、眉間に軽くしわを寄せたルーシィが口を動かした。

 

「うるへぇ。。。腹減ったんだよ。」

「クスクス。だからって、たいまつ食べちゃダメよ?悪魔の伝説もだけど、、、他の人の迷惑だからねっ!」

「駄目だからねっ!!」

 

ナツのその様子に、ルーシィが楽しそうに笑った。その腕の中で、ルーシィの口まねをして、ハッピーも楽しそうにルーシィとじゃれている。

その姿を目に映しながら、ナツがため息をついた。

 

(ルーシィのお話とやらは、やけにリアルだから心臓に悪いっつーの!!)

 

ナツのしょげた表情を見て、ルーシィが肩を並べてその顔を覗きこんだ。

 

「あれ?ナツ。。。怒っちゃった??」

「あ?いぁ。。。」

「だって、今にもナツがその辺のたいまつ全部食べちゃいそうだったんだもん。」

「あい。ナツの口は、今にも火を吸い込もうとしてる形でした!!!」

 

ルーシィがニッと小首を傾げて笑った。ハッピーもそれに倣って歯を見せて笑っている。

1人と1匹に顔を覗きこまれて、ナツの口がニュッと、とんがった。

 

「つーか、オレあのままかよ!!ルーシィ!!オレが可哀想だろ!!」

「プフフフフフッ。ルーシィのつくったお話だよ?ナツゥ!!」

「わかってるっつの!!でもよう!!」

「うむ。そうだなルーシィ。少々ナツが不憫だな。」

「あのまま森の中にナツを放置しておいたら山火事だな。姫さん」

 

ナツの文句に、ハッピーやエルザ、グレイまでが賛同し、物語の先を求めてくる。

ルーシィは、どうしようかと一瞬思案したが、すぐに笑みを浮かべた。

そして、楽しそうに再び口を動かし始めた。

 

「じゃぁ、、、、」

 

森の中にいては、山火事になりかねないと、ナツは川沿いを歩き、そこで見つけた洞窟に入って体を休めていた。

炎を制御できないばかりか、ドンドン魔力を持っていかれている。

気を抜くと、頭の中の声に意識を持っていかれそうだった。

 

とりあえずここに居れば、仲間に危害を加えることはない筈だ。。。

 

何故こんなことに。。。

確かに、自分自身が炎を出しギルドを・・・ルーシィを傷つけたんだ。

夢を見ているような感じで、うっすらと覚えている。

 

その時自分は何を考えていた??イヤ・・・自分の意識の無い処でそれが行われていたんだ。きっとマグノリアで続く不審火も。。。そう考えれば・・・辻褄が合ってしまう。

 

いくら寝たって、寝た気がしなかったんだ。ずっと体がだるい。

よく思い出してみれば、朝なぜか服が、サンダルがススだらけになっていることがあった。そんな日は、きまって不審火があった日だったんだ。。。

 

いつから?いつからそんなことになっているんだ??

 

・・・・・・・・。

1つだけ思い当たることがある。

どこかからの帰り道、どうしようもなく腹が減っていてその辺にあった“たいまつ”の炎を食っちまったんだ。そう言えばそれからしばらく、腹の具合が悪かった。

腹の具合が戻ってくると、、、、体のだるさと・・・・あの声が聞こえ始めたんだ。

 

洞窟の中でナツは、体から漏れ出る炎と戦いながら、意識を失わない様に必死に もがき苦しんでいた。

・・・・・そして数日。

 

ナツの中の悪魔が、絶えず囁き続けている。

 

“燃やせ!!燃やしてしまえ!!!”

“壊せ!!!壊してしまえ!!!”

“破壊しろ!!燃やし尽くせぇぇぇ!!!”

 

もう限界だった。ナツは1人で耐えれなくなっていた。

気を抜けば、意識を持っていかれてしまう。

 

「がぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

叫び声とともに、洞窟の天井をぶち抜いて黒い火柱があがった。

その火柱は、消えることなく燃え続けている。

 

「うがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

どうにか炎を抑えようとするが、意識を繋ぎとめておくだけで今のナツには精一杯だ。

そうやって、どれくらいたったのだろうか、、、、

 

「ナツ!!!」

 

ナツの耳に、耳慣れた綺麗な声が響いた。顔を見なくても分かる。

振り返ると、金髪の少女がそこにいる。

この数日何度も幻を見たし、ケガの具合はどうだろうと心配もしていた。

目の前にそのルーシィがいる。普段からオシャレとやらに手をかけている彼女らしくもなく、その服は泥だらけで、その目には涙が滲んでいた。

 

「ナツ!!探したんだよ!!もうっ!!!」

 

プクッと頬を膨らませ、可愛らしい顔だが 少々怒っているようだ。

 

「ルーシィ!!おまえっ大丈夫なのか??」

「酷ぇ顔だなっ!!人の心配してられんのかよっ!!クソ炎!!」

 

ルーシィの後ろから、黒髪の青年が顔を覗かせた。

そこには、青猫や鎧姿の少女もいる。

 

「ナツ~。。。」

「ナツ!!今までよく耐えたな!!」

 

ハッピーやエルザの顔には笑みが浮かんでいる。

 

「グレイ!エルザ!!!ハッピー!!!!」

 

“壊せ!!そいつらを壊せ!!!!”

“燃やせぇ!!!燃やし尽くせぇ!!!”

 

心の声が音量を上げて罵声を浴びせてくる。

ナツは頭を抱え、その場にうずくまった。

より一層ナツの体から、吹き出す黒い炎の勢いが増していく。

その炎は、黒から闇の深い色に塗り替えられている。

 

「ナツ!!!」

 

ルーシィが、ナツに近づこうと飛び出した。

 

「くるな!!!!」

 

ナツの声に、熱風が吹き、ルーシィの体を押し戻した。

 

“燃やせ!!!燃やしてしまえ!!!”

“焼け!!焼いてしまえ!!!すべてを焼き尽くせ!!!”

 

「くっ!!ナツゥ!!今!!今!助けるから!!!」

 

グレイが氷で壁を作りその内側で、ルーシィが魔法陣を描き出す。

描き上げた魔法陣の上に座り、ルーシィが何やら呪文を唱え始めた。

それに合わせる様に、ナツの体から噴き出していた炎がナツの体の中に逃げ込んでいく。

 

そして、ナツが体を仰け反らせ、もがき始めた。

 

「ナツ!!頑張って!!!ルーシィが退魔の魔法を習得したんだ!!」

「よし!!ナツ!!私も手伝うぞ!!」

 

ハッピーの声がナツの耳に届いたと同時に、その脇でエルザが紅蓮の鎧に換装した。

 

「ルーシィは、呪文の詠唱を続けてくれ!!」

 

そう言って、エルザが木の棒を持ち出した。

 

「呪文に合わせてこれで魔を、叩き出す!!そうすると、仕上がりが良いらしいからな!!」

 

エルザは、棍棒を大きくふりかぶった。

 

 

「わぁぁぁぁ!!!!殺す気かぁ!!!待てー!!!待て!待て!!!!おいおいおいおい!!!!!!」

 

心なしか、少々不機嫌面で話を聞いていたナツが大声をあげて、ルーシィの物語を遮った。ルーシィは、悪戯が成功したかのような笑みを浮かべている。

 

「プハハハハッ。ナツ!!災難だな!!」

「ムッ!?私はナツを叩けばいいんだな!?!?」

「いあっ!?お話の中の事だからね!!エルザッ!!!やめたげぇ!!」

 

棍棒を持ったふりをして、エルザがナツを叩く真似をする。

いつ換装して、本物で叩き出しかと皆肝を冷やした。

 

「おい!!ルーシィ続きだ!!続きを頼む!!!」

 

すっかりルーシィのお話にのめり込んで仕舞ったエルザを、再び物語を聞く体勢に戻すためナツは、ルーシィに物語の先を促した。

 

「アハハハッ。。。じゃぁ、パパッとナツを助けてあげなきゃね!!」

 

可笑しそうにルーシィが笑った。

 

 

エルザが棍棒を振りかぶり、思いっ切りナツの背中に一撃を入れた。

その一撃を受けてナツが岩場まで吹っ飛んで、その場に崩れ落ちた。

そしてナツの口から、真っ黒な炎の塊が吐き出された。

 

「ゴホッゴホッ!ゲホッゲホ」

 

ナツの体から治まりかけていた炎が一瞬噴き出した。

 

「「ナツ!!」」

 

グレイとハッピーが叫ぶ。

ルーシィは、ナツに駆け寄りたいのを我慢して最後までは!と、退魔の呪文を詠唱し続けている。

 

その詠唱がとまると、ルーシィは力尽きてをの場に崩れ落ちた。

ふうふうと肩で息をしている。

ルーシィの下に描かれていた魔法陣もいつの間にか消えていた。

 

「ルーシィィィ!!」

 

正気に戻ったナツは、地面にうずくまっているルーシィに駆け寄った。

 

 

 

「はい。お終い。」

 

エルザは満足げに、棍棒を天にかざすようなふりをしながら、ルーシィに振り返った。

ルーシィの腕に抱かれているハッピー含め2人と1匹で笑い合っていると、その後ろで

おめえはあーだ。テメェこうだった!!などと、桜頭と半裸の男が小突き合いはじめていた。

ナツにはこの話が、どうやら面白くないようだ。少し唇が尖がっている。

眉間に皺をよせて突っかかって来る桜頭に、青筋をたてながら半裸男も応戦していた。

 

その時『きゅるるるる!』っと、ナツの腹の虫がまたなり、その上つられるように『ぐぅぅぅぅ。』と、グレイの腹の虫もなった。

 

ルーシィが噴き出した!!

「アハハハハハハハッ」と明るい声が響く。

続いて、エルザとハッピーも声をあげて笑いだしている。

バツの悪そうにしていたナツとグレイも、その内つられる様に笑いだした。

 

「さて、マグノリアまでもう少しだ!!腹も減ったし急ごう!!」

「ああ。」

 

グレイとエルザが先を歩いていく。

ハッピーは、街が見えるとルーシィの腕から逃れ、翼を広げ先を飛んで行ってしまった。

その背を眺めながら、ナツが呟いた。

 

「・・・オレの炎が、、、お前を燃やす訳ねえっての!!」

「え??」

 

ナツの呟きは、ルーシィに届かなかったようだ。

何だろうと、ルーシィが不思議そうにナツの目の前で首を傾げた。

大きい、琥珀色の目に自分が映っている。

 

ナツはスッとその耳に顔をよせ、直接『・・・・。』囁いた。

その言葉を受け、弾かれた様に顔を染めるルーシィの手を取って思いっきり引っ張りながら、ナツは走り出した。

 

「腹減ったから急ぐぞ~!!!」

「きゃぁぁぁぁ!!あんただけで行きなさいよ~~~~~~~!!!!!!!」

 

足がもつれて引きずられるように、でも何とかナツに合わせて走るルーシィ。

 

「おっ?何だ??ナツ。ルーシィ。競争か??よし!!」

 

鎧姿の少女をナツとルーシィが追い越した。

ナツに引きずられる様に走っていたルーシィをナツは肩に担いで、より早く走り出す。鎧姿の少女も一緒になって走り出した。

 

「ったく。付き合ってらんねぇぜ・・・『ビリが飯おごりなぁ!!』・・・。ってめコラ待てぇ!!!」

 

慌てて、パンツ1丁の男も走り出した。

青い幸せを呼ぶ猫は、空を旋回する。

 

そして、、、何気なく後ろを振り返った。

 

4人と1匹の背を見送るたいまつの炎が、ニヤリと笑ったように見えたのは、気のせいではないの、、、かもしれない。

 

 

 

『正気を失ったって、好きな女燃やす訳ねえだろ!!』

 

 

Fin

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お粗末様でした!!!

キドLOVEさん。ネタ提供ありがとございました!!

だいぶ違うお話になってしまったと思いますが、これがmoの限界でした( ;∀;)申し訳ない!!

 

文章力とかレベルアップしたいけど、本とか読まないから進歩しませんね(;_:)スミマヌ。。。

もっと、面白いお話とか、甘いお話とか書きたいなぁ。。。←技量が足りない(ノД`)・゜・。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!!

 

皆様の反応が、moの活力であります!!

毎度、ブクマや評価ありがとうございます!!

そしてコメントを貰えると、転がって喜んでいますww

重ねて、ありがとうございます!!!!!

 

 

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