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2015年11月15日(0609妄想つぶやきより)

アクノロギアの・・・

 

 ※注!! アクノロギアの人スタイルが、紙面を飾った時に衝動にかられて、書いてしまったものです。偽造です!!めっちゃ偽造ですみませんm(__)m

 もしかして~!!もしかして~!!!えっ!そうなのっ!!とか勝手に妄想してしまった結果の産物です。本誌のこの先と全く関係なく、まったく違った方向に進むと思いますが、現在moの中の勝手な妄想ですので、そう言うの苦手な方はここで引き返してくださいm(_ _;)m 

 

ここからちょっとネタバレ(↓反転)

ナツがフリードの術式から出れなかったのは80歳以上に引っかかった手事でしょ?それは、とってもむかし(400年前)の人だって分ったじゃない!?

んで、兄弟か~!!そうなのね~!!ってきたらさぁ!!ガジルは!?

ガジルもフリードの術式出れなかったじゃんっ!!80歳以上決定!?!?わ~~~~~~~~~!!!!!!!!!!

んじゃぁガジルも訳あって、ドラゴンに預けられたんだったら……アクノロギアって……ガジルと同じ髪じゃん!?ってなって・・・・・・_(:3」∠)_

それは、はるか昔。アクノロギアがただの魔導士だった頃のお話。

 

アクノロギアが生を受け育った村は、人間を食材と認識し捕食に来たドラゴンによって壊滅した。

住み慣れた村、愛してくれた家族、一緒に育った仲間達――すべてを、竜に――

 

竜の襲来時、たまたま村にいなかったアクノロギアは、難を逃れたが崩れ落ちた村の残骸を目に力なく崩れ落ちた。心に闇が広がる。そして自分が住んでいた家に向かって走った。闇に囚われながらも一縷の望みに向かって走った。まだ幼き家族の元へ。

 

 ――竜の気まぐれか、一人そこに赤子が残されていた。

 

それから2人の旅が始まった。だが、何処に逃れようが、安息の地はない。

その時代の人間は貧しかった。度重なる竜の襲来。皆自分が生き延びる事に必死だった。

 

 ――それもこれも、全て竜のせいだ…

 

まだ物言えぬ幼い子を胸に抱き、アクノロギアの胸中の闇は濃く黒く塗りつぶされて行った。

 

ある時、噂に竜を殺せる術があると耳にしたアクノロギアは、夢中でその魔を手に入れた。

 

復讐を果たせば闇は晴れると思えた。短い期間で、アクノロギアは滅竜魔法を習得した。それは、元々アクノロギアに向いていたのかもしれない。だが、急速に得た強い力に、アクノロギアの中の闇も一緒に育って行ってしまった。

 

竜に対する強い恨み。

それは、滅竜魔法を教えてくれた竜でさえ、信用できなくさせていた。そして、最後の奥義を習得した時、アクノロギアは滅竜魔法を伝えてくれた竜の命を奪った。竜の血を浴びる事で滅竜魔導士の力はより強くなった。

 

次々に災いをもたらす竜達を退治していくアクノロギア。その強さは竜を越え、人からも畏れられるようになってしまったアクノロギア。

人間から集まる恐怖の視線。その視線を集めアクノロギアの中の闇はより黒く染まっていく。

そしてある時、アクノロギアは気が付いた。自分の中の血が、疼くことに。

 

 ――暴れたいという衝動

 ――無差別に殺したいという衝

 

片っ端から竜を滅し、竜の血を浴びすぎたアクノロギアは、竜化の道をたどっていた。

だがまだ肉体は人のままの為、自ら抑えることができず力が暴走してしまって、精神を蝕んでいく。

竜はアクノロギアを恐れ、身を隠すようになった。中々獲物を見つかられない中、暴走していく衝動。

 

 ――竜を倒すことが

 ――強さを求める事へと変化していった

 

 

そしてアクノロギアは、最強の黒魔導士ゼレフを追い求めるようになる。

 

 

 

 

「やっと見つけたぞ……ゼレフ!!」

「……きみは?」

「オレは、アクノロギア。最悪の滅竜魔導士だっ!!」

「…ふうん…そう……で? その後ろのは?」

 

アクノロギアの足元にしがみついている小さな男の子。目の前で繰り広げられてきた殺戮のせいでその目は、光を失いかけている。

 

 ――ナツ

 ――……いや……ナツと同じくらいの

 

ゼレフは、眉をよせ悲しそうに瞳を曇らせた。

 

「キミの……子供なの? それとも……弟?」

「……だったら何だってんだっ! ゼレフ!! オレと勝負しろっ」

 

目の前にいる巨大な魔力の持ち主は、ただの少年の姿をしている。アクノロギアは、強敵を前に興奮し目をギラつかせた。まるで飢えた野獣のようだ。言葉を叫べば、その口からは鋭い犬歯が覗き、だらりと唾液が滴る。

 

そのまるで狂った様子に、その足に必死にしがみつき、アクノロギアから発せられるドラゴンフォースに体を揺らされながら、怯える黒髪の男の子。その男の子を目にとめ、ゼレフは静かに息を吐いた。

 

「……きみ……もうその体、持たないんだね。だから、そんなに生き急いでいる」

「は……早く勝負しろっ!! ……オレは……戦ってねぇと……」

「……もう精神まで蝕まれているんだね……竜の血に…」

「…何でもお見通しってかっ! わかってるんならっ!! 早く……戦えっ!!」

「……僕と君が戦えば……その子は……消し飛ぶよ? ……狂ってしまっても……その子だけは、守ってきたんだろ? いいのかい?」

「………」

 

「……とうちゃ」

 

小さな男の子は、必死にしがみついているアクノロギアの足を、くいっと引っ張った。殺気が飛び交う中、必死に笑顔を作って、場を和ませようとしているのだろう。 頼れる者は、アクノロギアだけなのだから――。

 

その様子に、アクノロギアの苛立ちは弾けた。スッと冷たい目になると、しがみ付かれている足を、思いっきり払った。遠心力で黒髪の男の子は、少し離れた木の根元まで飛ばされてしまった。小さく唸る声が、耳にとどく。

 

 ――くそっ

 ――くそっ

 ――くそぉぉぉぉぉぉ!!!

 ――早く……

 ――オレが正気でなくなって……あいつを……

 ――殺してしまう前に…

 ――誰かオレを殺してくれぇ!!!!!!!

 

アクノロギアは、地面を蹴った。まっすぐとゼレフへ竜のかぎづめを伸ばす――。

 

 ――閃 光――

 

素早く攻撃をかわしたゼレフが、アクノロギアの額に手を当てた。その途端まばゆい閃光に包まれる。

 

 

「……竜の血が人の身体に余るのなら……竜になって暴れてくればいい……」

 

 

冷たい目をした少年のような見た目の最恐の黒魔導士は、そう言い放つと去って行ってしまった。

 

 

そこに、黒い竜と黒髪の幼子を残して――。

 

 

 

 

 

「……とーちゃっ……とーちゃ……あ~ん」

 

 

悲痛な鳴き声にアクノロギアは振り返った。そこには自分に背を向け、まだ歩きのおぼつかない足で逃げていこうとする姿。そして、自分の目線の高さに驚愕する。目に映る自分の手に、足に――。

川面に姿を映せば、そこには黒い竜がいた。

 

 ――アイツ

 ――どこに行きやがったんだ?

 

イメージで翼をひろげれば、その身が地面から離れた。そして大空を舞う。うちに溜まっている何かを叫べば、自分が忌み嫌っていた竜の雄たけびが空に響いた。

 

 ――気持ちが……晴れるようだ……

 

上空から森の中を見渡せば、大きな木下に丸まって疼くまる小さな体を確認できた。アクノロギアは、空を旋回して雄たけびを上げ続けた。気の晴れるまで――。しばらくすると、他の竜の雄たけびが聞こえてくる。

 

 

『ダレだ。ここは割れの縄張りぞ…』

 

 

近づいてくるその竜に向かって、アクノロギアは突進していった。

 

 

 

 

 

 

 

夜が明け前、冷えてきた空気からその小さな体を守る様に、アクノロギアは体を折り曲げた。

 

 ――オレは、ずっとこのままなのだろうか

 ――ゼレフは俺に何をしたんだ?

 ――起きたらこの子は、オレをオレの敵だと逃げていくのだろうか?

 

 ――ならば、いっそのこと……

 

アクノロギアは、眠る子を連れ竜の谷へ降り立った。以前自分に滅竜魔法を教えてくれた竜に出会った場所。そこには、何かを感じていたのか、銀色の竜が待っていた。

 

「……とうとう。竜化してしまったんだね。……アクノロギア」

「知っていたんだな……メタリカーナ」

「いいえ。知っていたんじゃないよ。感じていただけさ……」

「そうか……魂だけになっても、実体化できるんだな竜ってのは……いや。これは、お前の強い意志のたまものか…」

 

その銀色の竜は、以前アクノロギアが倒した竜だ。だが、使命があってその体が朽ちてもそこにいるのだ。

メタリカーナは静かに、アクノロギアを見つめている。

 

「悪かったとは言わねぇ……だが、こいつを頼めるあては、あんたしか思い浮かばなかった……」

「……その子を置いて、早々に立ち去りなさい。竜の谷を荒らしたお前を、他の竜は許さないだろう…」

 

もう少しすれば、竜達が集まってくる時間だ。アクノロギアは言われた通り、大事に抱いていた黒髪の男の子を、地面に寝かせた。スヤスヤと眠るその子は、まだ起きそうにない。

 

 

「……ガジル……待っているぞ。この血塗られたオレを、お前が……倒してくれることを」

 

メタリカーナは、静かにその別れを見届けた。

 

「……メタリカーナ。オレは確かに竜化の道へと進んでいたのかもしれない。だが、オレを竜にしたのは……ゼレフだ……だからっ……こいつを頼む」

 

アクノロギアは、メタリカーナの返事を待たず漆黒の翼を広げた。そして昇ってくる朝日に紛れて飛び立っていく。

 

「ガジルよ……強く成れ!! それまではオレは、竜として破壊の限りを!!」

 

去って行く黒い竜を、銀色の鉄の竜は悲しそうな目で見送った。

 

 

 

そして、夜が明ける。

 

 

 

 

「ガジル……おはよう。これからは、私があなたを……」

 

 

 

んで、ガジルはメタリカーナの魔法で過去をあいまいにされて成長していく。

アクノロギアとの決戦で、死闘を繰り広げ何とかアクノロギアを地面に叩き落すと、虫の息のアクノロギアの体が、煙を発して縮んでいく。

目の前に現れた人物を見て、ガジルは思い出す。

大好きだったその人を――。

 

「……ガジル……ありがとう」

 

 

その動かなくなった体を抱きしめ、叫び泣くガジル。その震える肩をレビィが後ろから抱きしめた時、黒い影が忍び寄る。

 

 

「……アクノロギア。せっかく竜にしてあげたのに……死ぬときは人に戻るんだね……」

 

 

『『『『『『『ゼェレフ!!!!!!!!!!!!!!!!!!』』』』』』』』

 

最終決戦!!みたいなw

妄想が走りましたwふぅっ(*゜v゜*)♪

 

 

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