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2013X'masシリーズ『変化していく関係』その①

白紙のスケジュール

クリスマスに向けてのお話を、小出しにしていきます。今回は、女の子側のお話。基本、ナツルーです。
女の子を数人出すと、会話だらけになっちゃうのは、moだけだろうか。。。。
読みずらいかもしれませんが、誤字脱字にも注意して、よろしければお進みくださいm(__)mどぞ ^^) _☆~~

 

 

もうすぐ新しい年を迎えようとしている。

例年であれば、妖精の尻尾は、S級昇格試験に賑わう季節だが、7年の呪縛から解き放たれたばかりの今年は、みんながそれぞれにゆっくりと過ごすのだという。

 

「ねっ?ルーちゃんは、クリスマスどおするの??」

 

ギルドの端にあるテーブル席に、3人の少女が集まり談笑していた。

明るい青い色のくせっけの少女が、金髪の少女に向かって問いかけた。

 

「ん~??クリスマスって、ギルドでパーティやるんじゃないの??レビィちゃん。」

 

読んでいた本から、顔を上げて、ルーシィはレビイの顔を覗いた。

 

「パーティーはイブにやるって言ってたけど、、、、ねぇ??」

 

レビィは、隣にいる水の魔導士に目配せをした。

 

「レビィさんが聞いているのは、その後の予定ですよ!!ルーシィ。」

「その後??」

 

ルーシィは、それ以上読むのをあきらめて、しおりを挟み本を閉じた。

 

「そうだよ!!ルーちゃん。24日の夜から25日にかけて!!!!!!」

「恋人達のあま~い時間が待っているんですよ??予定はないんですか??ジュビアハは。。。」

 

興奮した面持ちで身を乗り出してくるレビィと、すでに心ここにあらずな感じのジュビア。

 

「ジュビアが、何想像してるか、、、まるわかりね。。。。」

「おぉ~!!すっかり目がハートになっておりますな!!ジュビアの視線は当然の様に氷野郎を捉えております!ルーシィ隊長!!」

「・・・隊長って!?レビィちゃんふざけ過ぎ!!っでなんなの??」

 

ルーシィは、レビィに顔を近づける。自然とこそこそ話になっていった。

 

「レビィさんは、もちろんガジル君と過ごすんですよね??」

「///////。。。その予定だけど///」

 

急にレビィが口ごもった。。

 

「どおしたの?レビィちゃん!!まだ誘われてなかったの??」

「いやぁ///うんん。パーティ途中で抜けて食事でも行こうかって///」

 

真っ赤に顔を染め上げ、湯気を出しながらレビィは顔を隠す様に俯いて、モジモジしている。

 

「何だ~!!バッチリじゃない!!いーなぁー。。。」

「ガジル君はそういうところ、ちゃんと押さえていますよね。以外に!!」

「レビィちゃんが、それだけ大事なんでしょうよ!!」

 

レビィを、食事に誘ったであろうガジルを 想像してみたが、、、無理だった。

 

「・・・それにしては、レビィさん歯切れが悪いですね?」

 

ルーシィと、ジュビアは、まだ俯いたままのレビィの言葉をまつ。

 

「・・・あのね?プレゼント。どおしたらいいと思う??」

 

レビィがポソリとその言葉を吐き出すと、2人は顔を見合わせた。

 

「プレセントかぁ。。。」

「ジュビアは、レビイさんの髪飾りをクリスマスカラーのリボンにしていくだけでいいと思う!!」

 

ジュビアの発言に固まるレビィとルーシィ。。。

 

「「//////。」」

「・・・・駄目ですか??ガジル君よろこぶかと。。。。」

 

2人の反応に、シュンと落ち込むジュビア。

 

「・・・ジュビア大胆ね///」

「はははずかし///」

 

3人で顔を見合わせて、クスクスと笑いだす。

 

「それは、ジュビアがグレイにやってみなよ!ねっ?」

「ジュビアが、、、グレイ様に・・・・・ポッ///」

 

またも、ジュビアは斜め上を向いて、自分の世界に入ってしまった。。。。

 

レビィとガジルは、つまり『でぇきてるぅぅ』関係だ。

普段ぶっきらぼうで、雑な印象のガジルだが、レビィに関しては、

照れることはあっても常にやさしく、決めるところは決めるのだ。

 

「でも、いーなぁ。レビィちゃん」

 

ルーシィが、テーブルに頬杖をついて、レビイに向かって囁いた。

 

「ふえ??」

 

オレンジジュースをストローで口に含んだレビィは、グラスを持ったままルーシィに振り返った。

 

「恋人とのクリスマスでしょ!?憧れちゃう!!」

 

ポカンとした表情で、ルーシィを見つめるレビィとジュビア。

 

「??どおしたの?2人とも」

「ルーシィは、ナツさんと一緒に過ごすのではないのですか??」

「えっ?」

「ルーちゃん、、、いい加減ナツとくっついちゃいなよ!!この際だし!!」

「はっ?・・・なっ///////」

「ルーシィが、ナツさんを気にしている事なんて、ギルドのみんな知っていますよ??」

「へっ??」

「そーだね。。。ルーちゃん解りやすいもん!!・・・・・ナツもだけど。。。」

「うえぇ???」

「そうですね。ナツさんは、ルーシィにジュビビビ~ン!!です!!まるわかりです。」

「ジュビビ?」

「まぁ、ルーちゃんと、ナツは、お互い特別って感じじゃん!!!」

「待って待って!!何言ってるの??/////」

「何って、」「ねぇ?」

 

青髪の2人は顔を見合わせて、

 

「「じれったい!!」」

 

「そっそ////そんなんじゃないもん///」

「ルーちゃん。そんなに顔真っ赤にして説得力無いよ~!!」

「ちっちがっ!?///ナツが!!ナツは・・・アタシの事なんて、女の子だとも思ってないわよぉぉ。。。」

「・・・ルーシィ?そんなことはないでしょう?」

「そんな事大有りよ!!不法侵入はしてくるし、タンス漁ってハッピーと一緒に、人の下着で遊んでるし、着替えてる時に鉢合わせても顔色一つ変えないし、お風呂上がり、バスタオル1枚でも、普段とちっともかわらないのよ!!終いには、温泉で裸見ても、『見慣れた』とかケロッと言うのよ!?!?

エルザには、真っ赤になってたのに~!!!!そんなパプニングだらけでも、色気無いからの一言。。。あ、あたしって。。。。」

 

「ルっルーちゃん。。。。そのぉ」

「ルーシィ!!でも、他の女の人と反応が違うってことは、それだけ特別なのでは!!」

「・・・逆の意味でじゃない??」

「そッそんな事はないと。。。ルーシィといると、ナツさんすっごくうれしそうですよ??」

「懐かれてるのよね。。。でも、女の子としてじゃないのよ。」

「ナツは、すっごくルーちゃんに執着してるじゃない!!チームまでくんじゃって!!」

「仲間としてでしょ??ツッコミ役が欲しかったみたいだし!!」

「いつも一緒にいるし!!」

「そうです!!ナツさんを探すならルーシィの家に行くと見つかるっていうくらいだし!!」

「そんなの。。。便利なだけでしょ!!ご飯も食べれるし、ハッピーも懐いてるし。。。はぁ。。まるで、お母さんなのよね。。。母親になついてる子供よ!!」

 

ルーシィは、どんどんどんよりした空気を纏いはじめ、レビィとジュビアは焦り始める。

 

「ルーちゃん」「ルーシィ」

 

そんな二人の表情に気付き、ルーシィは慌てて取り繕った。

 

「うあぁ!!ごめん!ごめん!!嫌な空気にしちゃったね!!アタシは別に平気だから!!レビィちゃんのプレゼントの話ししようよ!!」

「・・・うん。」

 

「ガジル君は、鉄をあたえておけば・・・・・・。」

「あたえておけばって・・・・ジュビア、グレイ以外には冷たいわよね。。。」

「鉄・鉄・鉄・ねぇ・・・?いつもと変わらないような・・・・。」

「じゃぁ、やっぱりリボンを巻きましょう!!レビィさん」

「・・・・またそれぇ??」

 

レビィが、眉毛を下げた。

 

「う~ん。両想いなんだし、、、手作りとかしてみたら??レビィちゃん!!」

「手作り?」

「うわぁ。ルーシィいいアイディアです!!片思いだと重過ぎて貰っても、、、もらえませんが。。。」

「そう!!両想いならではでしょ??」

「う~ん。でもあたし、、、ブキッチョだからなぁ。。。はぁ。」

「編み物でしたら、ジュビア教えられますよ!!」

「・・・まじ??ジュビアありがと!!」

 

レビィはジュビアの腕をとって、喜んだ。

 

「ルーシィもどおですか??」

「えっ?あたし??」

「ルーちゃんも一緒に作ろうよ!!一緒の方が楽しいじゃん!!」

「う~ん。。そうね!!なんかチームのみんなも忙しそうで、依頼にもいかないだろうし、やってみようかな!!」

 

満面の笑みで、ルーシィを覗きこむレビィの楽しそうな顔に、ルーシィもだんだん楽しくなってきた。

 

(そうだな~。自分で使うもの作るのもいいし!!!買うより安そうだしいいかも!!)

 

「よし!!早速毛糸買いに行こう!!ルーちゃん!ジュビア!!」

「よしっ!!行きましょ~!!!」

「はい。参ります!!!」

 

3人の少女は、意気揚々とギルドを後にした。

 

 

「あの子たちは、かっわいいわねぇ~。」

 

カウンター近くのテーブルに座って酒樽を抱える少女が、カードを並べながら、呟いた。

 

「そうだな~!しかしよぉ、まったく、ナツは何やってやがんだ。」

「なぁ、あんなかわいい子捕まえてきて、ず~っと隣にへばりついてても、肝心なとこと逃げ腰じゃなぁ。。。」

 

親父2人が、ナツを肴に盛り上がり始める。

 

「ナツは、まだ自分の気持ちにも気づかねぇのか??」

「そんなに、お子ちゃまじゃぁねぇだろう??」

「実はまだ、精通もしてないんじゃないか?」

「イヤァ流石にしてんだろうよ」

 

とそこに氷の魔導士も加わってきた。

 

「流石に、気付いてねぇことも。。。。ねぇだろぉよ!あんなに執着しといて!!」

「まぁ。そうだよな。思春期の少年だもんな!!!!なっ!!グレイ!お前もな!!」

「じゃぁ、ナツの野郎は 照れ隠しで、冷たくしちゃうってか??情けねぇ。。。」

 

「今が、居心地よすぎんじゃねぇの??クソ炎は、家族に憧れてるからな。姫さんに甘え過ぎなんだよ。ったく。。。」

「おっ?グレイも参戦するか??」

「そんなんじゃねぇよ。オレは。。。そんなんじゃねぇけどよぉ。姫さんかっわいいくってなぁ~」

 

グレイは、ちょっと照れたような表情を見せた。

 

「・・・グレイ・・・マジなのか??」 親父2人は顔を見合わせる。

 

「だから~違げぇって!!なんつーのかなー??エルザが、クソ炎を可愛がるような感じだよ。何とかしてやりてぇなって思ってな。」

「そーだな。あんないい子。幸せになって欲しいもんなぁ。」

「だなぁ~。あんな子が娘だったらなぁ~。お父さん!!肩でも揉もうか~?っとかよぉ!!」

「おぉ!!そうだな。ロメオに嫁いでもらうか!!」

 

親父2人が、にやにやと笑い合っている中 グレイは、その脇でカードとにらめっこする少女に歩み寄った。

 

「つーかよ?カナさっきから、何占ってんだ??」

 

少女の手元を、隣で話し込んでいた3人の男どもが覗く。

 

「ん~??・・・・ルーシィと・・・ナツだよ!!」

 

女の子3人の話題は、大分周りに漏れ聞こえていたようで、皆が顔を見合わせてカナの方を気にしている。

 

「おお~!!どうなんだ??」

 

カナは、めくった一枚のカードを宙に投げくるくるっと回してキャッチした。

 

「一波乱あり!!っかな~??」

 

1人解った顔で、ニコニコとしている。

 

「ちょっと~グレイ!!頼みがあるんだけど・・・」

「あぁ?」

「ルーシィ。どうにかしてやりたいんだろ?」

「・・・・・」

「・・・・・」

「えっ!?」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「おぉぉ。」

「・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・」

「おし!!ひと肌脱いでやるか!!」

 

 

「な~に?カナ。何の相談してたの~??」

 

ギルドの看板娘が、食器を片しながら、カナのところまでやってきた。

 

「んん?ちょっと、刺激が足りないかと思ってね??」

「そ~ね~。ナツは、ルーシィに甘え過ぎなのよね~!ルーシィがあんなふうに思ってたって聞いちゃうと、ねぇ??」

「そっ!!おねぇさんとしては、助けてやりたくなっちまうんだよな!!」

 

 

 

 

3人娘が、ギルドを出て手芸店にむかい、キャッキャッキャッキャと話していると、

商店街の方に、見慣れた桜色が見えてきた。

肩にハッピーを乗せ、店の前でキョロキョロとしている。

そこは、よくルーシィ達も利用するファンシーショップだ。

 

「あっ!!ナツー!!ハッピー!!」

 

レビィが気付き大きく手を振った。その声はすぐに届いたようで、青猫が飛び上がった。

 

「ルーーーーーシィィィィィ!!!!!!!!」

 

金髪の少女の胸を目掛けて飛び込んでくる。その後ろで「よお!」と手を上げた桜色の髪の少年。

 

「きゃう!!ハッピー!!危ないでしょ~!!」

 

ハッピーを腕に抱き留め、ルーシィは頬を膨らませている。

 

「ハッピー。何してたの??あんなところで??」

 

女の子3人は、らしくない場所に居た1人と1匹に興味津々と言った顔で青猫に尋ねた。

 

「んん~??そっそれはオイラからは言えない!!!」

 

慌てて、ハッピーは空に逃れ、相棒の元に逃げて行った。ルーシィの頬はプクット膨れ、唇に力が入る。

 

「なんなの??」

 

ナツ達の元に足を進めようとすると、店の中から、銀髪の少女が現れた。何やら、ナツと話している。

 

(・・・あっ。ナツの顔が紅くなった。。。)

 

ハッピーが飛んでいくとすぐ、リサーナはこちらに気が付いた。

 

「わ~!!みんなでどこ行くの~??いーなー!!」

 

ニコニコと笑いながら、駆け寄ってくる。ルーシィの足取りが、急に重くなった。

 

「リサーナ!!」

「リサーナさんもいらしたんですね。」

「リサーナが一緒だったから、ファンシーショップなんていたのね!ナツ達には似合わないところにいるから、ちょっとびっくりしちゃった!!ハッピーも変に隠さないでもいいじゃない!!」

 

ルーシィの口から、言葉が途切れることなく出てきた。・・・・レビィと、ジュビアはその後ろで 顔を見合わせた。

 

「お前ら、どこ行くんだ??」

 

ナツが、しれっとした感じで聞いてきた。

 

「そーだよ!!ルーシィ。これからルーシィの家行こうと思ってたのに~!出かけちゃうの~?!」

 

ナツの頭の上から、ハッピーが聞いてきた。

 

「ざ~んねんでしたぁ~!!」

 

ルーシィは、笑顔を作りながらそう答えた。その後ろか、レビィがそんな彼女に抱きついてくる。

 

「ルーちゃんは、ナツ達だけの物じゃないんだから、今日はアタシたちと過ごすんですぅ~!!」

 

そう言ってレビィは、ナツたちに向かってベッと 舌を出した。ルーシィは、目には自然と涙が浮かびそうになる。

それに気付いたのか、ジュビアがルーシィとレビィの前に立って、言い放った。

 

「ナツさんハッピーさん、しばらくルーシィの家には出入り禁止です。」

「「「「「えっ??」」」」」

 

その場にいた、全員が声をそろえた。

 

「なっなんでだよ!!何でジュビアが決めんだ??」

 

ナツが焦って、ジュビアに詰め寄る。

 

「クリスマスまでに、ルーシィの家に泊り込みでやることがあるんです。」

 

ジュビアが、臆せず堂々とそう言った。

 

「えっ?ジュビア泊まるの??」

 

ルーシィも驚いて、ジュビアに問いかける。

 

「ええ。仕事の時以外は。と言っても、仕事に行く予定もありませんが。」

「うん。そうだね!!あたしもルーちゃんちにお世話になります!!」

 

レビィも、何かに気付いたように、そう言い放った。

 

「レビィちゃんも!?・・・・まぁ。いいけど。。。」

 

ルーシィも、そんな嫌がることもなく ナツ達の前で承諾した。ハッピーは、オロオロしながら話している人を、順番に目で追っている。

 

「という事なので、男子禁制です。ナツさんたちは、ルーシィの部屋に来ないでください。」

「なっ!?!?ヤダよ!!!お前らが泊ってても、遊びに行くぐらいいいじゃねぇか!!」

 

ナツは、突然湧いてでたピンチな状況に焦りを感じて、声を荒げた。・・・が、

 

「私たち、作業するから、ナツに来られて、仕上がったものとか壊されたら、困るのよねぇ~!!!」

「そうです。困ります。きっとルーシィも困ります。」

 

2人の少女ははっきりと、目の前で、ただ狼狽える少年にそう告げた。

 

「い~や~だ~!!!壊さない様にすりゃあいいんだろ??」

 

なおも食い下がるナツに、レビイが爆弾を放った。

 

「・・・・エルザに言うよ!!」  途端、桜頭がフリーズした。

 

「ぐっ!?」

「エルザに言い付けるよ~!!ナツ!!」

 

「はい。ナツの負けー!!!」

 

街中で繰り広げられる押し問答に、リサーナが勝敗をつけた。

 

「っていうか、なにするの??面白そうね??」

 

リサーナの目がキラキラしている。

 

「あたしも、いっていい??」

「う~ん。リサーナはぁ、・・・お土産次第かな??」

 

レビィが悪戯っぽく言った。

 

「オイラは~??」

 

ルーシィがニッコリ笑った。

 

「でもよぉ。。お前らルーシィん家で、何すんだよ!!」

 

ナツが口をとがらせて聞いてきた。

 

「ん~。プレゼントづくり??・・・内緒よ?」

 

ルーシィが口の前に人差し指を立てて言った。

 

「そうです。大好きな人に贈る為に!!なので、他の人には内緒ですよ??いいですか?ナツさん!」

「ほんとだよぉ!!内緒にしなかったら、エルザに怒ってもらうからね!!」

 

レビィとジュビアにくぎを刺された。

 

「・・・・ルーシィも作るのか??」

「・・・うん。そりゃあ。。。まぁ。。。うちでやるんだし。」

 

ルーシィが、ナツから視線を外してゆっくり俯いた。

 

「・・・・大好きな人のために??」

 

ハッピーがルーシィに耳打ちして聞いてきた。

ルーシィは、ハッピーにそう言われて、顔を紅くしていた。

 

「内緒って言ったでしょ?!ハッピー!!」

 

ルーシィが答える前に、レビイが口を挟み会話を終了させた。まだブツブツ言っているナツに、リサーナが喝を入れる。

 

「もう!ナツ!!男らしくないな!!クリスマスまでって言ってるんだから、我慢しなさい!!ほら荷物持って!!ミラ姉が待ってるんだから!!」

「・・・クリスマスまでだな!!」

「・・・そうです。正確には、クリスマスパーティまでです。」

「・・・わかった。」

 

ナツは、がっくり肩を落としてギルドに向かって帰っていった。その後姿に、レビィがとどめを刺す。

 

「ナツー!!約束やぶん無い様に術式書いておくからね~!!寝てる間とかにも来たら、バレルからね~!!!」

「ねぇ。ルーシィ?誰に作るの??」

 

ハッピーの問いかけに、ルーシィはただニッコリ笑った。

 

「オイラの知っている人にだよね??」

 

それでも、ルーシィは、ただ黙って笑っていた。

 

(・・・・どうしよう!!!!どんどん話が進んでいってる!!自分用に作るつもりなんて、、、今更言えないじゃない!!あ~んどおしよう!?)

 

3人は、手芸店に向けて歩き出した。

 

「思うんだけどさぁ、ルーちゃんは、ナツを甘やかしすぎなんだよ!!」

「んん??」

「そーですね。少し秘密を作って、焦らせるのもいいかもしれませんよ!!刺激になって。」

「・・・だから、ナツはいいんだってば!!リッリサーナと仲良さそうにしてたじゃない!!」

「じゃぁ、ナツ以外がいいの??ルーちゃんは。」

「・・・・。そんなの。。。考えたこともない。。。。はぁ。」

「結局、ナツさんも、ルーシィも今の関係にあまんじているのです!!」

「あはは。ジュビアうまいこと言うね~!!」

 

 

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あとがき

 

設定は、ガジレビは、恋人同士ラブラブです。

グレジュビは、ず~っともたもたしていますが、お互いの人格を理解し合っています。

今回は、それぞれ1話ずつ題名を変えてUPしていく予定です。

多分ゆっくりな更新になると思います。

時間に余裕があったら、ガジレビとかもいれたいかも。。。(´艸`*)

 

 

 

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