妄想【単行本・アニメ派の方はネタバレ注意】
中々、文字をまとめる時間がないんだけど、本誌読んでの妄想をぶちまけさせてください!!
本誌がナツルパピで、剣咬に向かう……
剣咬行ってみたら、妙にルーちゃんが双竜と仲良くなってて、ナツの知らない話題で盛り上がってたらおいしいなってw
この1年の間に、ユキノ(星霊魔導士)関係で、依頼の手伝いを何度もしていて、仲良しこよし。
「あっルーシィさ~ん。こないだの依頼さぁ~・・・・・・」
「ええ~/// そんな事・・・・・・・」
「いや、マジだってっ・・・・・・」
何やら盛り上がっているルーシィとスティング。その様子にナツはなんだか落ち着かない。
「何だ?」
「ん? ナツは知らなくていい話~」
ルーシィの隣で、スティングとローグまでもが笑っている。ナツは、下唇を噛みしめた。
その笑顔の隣は……
「そういやルーシィさんあそこ行った?」
「あ~。でもなんか一人じゃ行き辛くって」
「え?じゃぁ俺と行こうよっ」
「ホント!?剣咬のマスタ―自ら?」
「そうそう。ルーシィさんと一緒なら、はくつきそうだし///」
ルーシィの頬がほんのりと色付くのを、ナツは見逃さなかった。
「…オレも」
「えー?ナツはダメよね」
「なんっ」
「ナツとは無理よ」
「なっ」
「だって、モノ壊すじゃない」
「ぐ、もう壊さねぇ…し」
「信用できるとでも?」
「……信じろよ」
「それも無理」
「なんでっ」
「だって…置いてったじゃない」
「ハハハッ。じゃーね。ナツさん」
スティングとルーシィは歩き出した。ナツをその場に残して。
ルーシィ達の前方には、ローグやユキノ、レクターやフロッシュがにぎやかに歩いている。
「ねぇルーシィさん。よかったの?」
「…いいのよ」
ルーシィはそっとスティングの腕をギュっと掴んだ。
この1年の間、フェアリーテイルに回ってきていた依頼を、剣咬の虎がすべて処理してくれていた。
もちろん、指名で入る仕事もだ。
その為数人は剣咬むを通して依頼を受けたりしていたのだ。
その分自然とルーシィの足も剣咬にむくことが多かった。
必然と話す機会の多くなったスティングとルーシィは、思いのほか気が合い、仲良くなっていた。
妖精の尻尾のメンバーに出会う事はなかったが……。
「まぁ。オレは役得だからいいけど?(お嬢に見るかったら怒られるかも…)」
「…ごめんね。でもナツを連れてったら…」
「まぁ、大声出しただけで店くづれそうだしね…ハハハッ」
スティングの耳に、置いて行かれていたナツの不貞腐れた声が聞こえてきた。
「? どうしたの?」
「ナツさんがブツブツ言いながら、ついてきてる。一緒に連れてってあげれば?」
そっとルーシィに耳打ちした。
「!!っ、いいのよっ!!少しは待つ方の身にもなってみればいいのよっ」
「ハハハッ」
「?」
ルーシィの声を、ナツの耳はひろっていた。
というか、会話は筒抜けだ。それもわかっているうえで、スティングはからかうように笑った。
「ナツさんいじけてらぁ」
「え……?」
ルーシィの耳元にスティングが語り掛けると、ナツが叫びながら走ってきた。
既に我慢の限界なのだろう。
『うがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
「スティングてめぇ!!」
「わーナツさん恐ぇ」
走ってくるナツを目に、スティングはイラ面が成功したとばかりに 嬉しそうに目を細めた。
「…暴れないでっ!!」
「ぐっ…」
「ナツ!!ハウス!!」
「!?なっ!!」
「ブハッ」
「プフフっ」
ルーシィの声に、ナツの身体がぴたりとその場で固まると、ルーシィ達の前方からも笑い声が聞こえてきた。どうやら、すべてローグが聴いて中継していたらしい。
だが、ナツにはそんなことはどうでもいいようだ。
「……何でそんな怒ってんだよ。置いてったことは謝ったじゃねえかっ」
ルーシィの方が震えた。
「謝ればいいのか?」
「…」
「ちがう…謝ってほしいんじゃない! 怒ってないし…」
「じゃあっ!!」
「…そんな簡単じゃないっ…」
走り去るルーシィ。その 小さくなる背中を見つめながらナツは、小さくごちた。
「…なんだよ……そんなに、付いて来きたかったんか? 修行……」
頭を傾げたナツに、すぐ隣から大きなため息が聞こえた。
「ハハハ…いいこと教えてあげるよナツさん♪ ルーシィさんね …誘われたとしても…一緒には行かなかったって言ってたよ。前に言ってたんだ」
「…は?」
ナツが、ゆっくり振り替えった。
「ただ…相談してくれなかったことが…ナツさんに信頼されてなかったんだって…泣いてたよ」
「…くそっ!」
ナツは地面を蹴った。再会してからのルーシィの笑顔が引っ掛かっていた。
どこか寂しげな、遠慮がちなルーシィらしくない笑い方だった。
ルーシィを追いかけるナツの背に、 スティングはポツリと囁いた。
「ルーシィさん裏切られたって言ったんだよ…悲しそうだった……(ナツさんが、裏切るわけないのに…裏切られたって…思っちゃった自分が許せないんだって…)」
「ルーシィ!!」
目の前に揺れる金髪。ナツは手を伸ばして、その華奢な白い手を掴んだ。
足を止めたるたルーシィはゆっくりと振り返った。
「…」
「悪かった…相談したら…俺の決心が…鈍っちまう…て…」
「…」
「頼むっ!ルーシィとは、ギスギスしたくねぇんだっ」
「……ナツは…悪くないよ…でも…今は顔見たくないの……ごめんっ」
ナツの手を振り程こうとするが、その手は離してくれなかった。
「怒れよっ! もっと、ちゃんと怒っれよ! 何回だって謝るからっ!!
……したら、仲直り出来んだろっ!! んで…ちゃんと笑えよ!! おまえ、ずっと笑ってても…つらそうだ」
ナツの鋭い視線が、ルーシィを射抜く。
「っ!!だっだって…紙切れ一枚で…あっあたしって…そんな一方的に…」
「顔見たらっ…俺が離れらんねえって…思ったんだ」
「……でもっ、あたしは手紙1つで置いてかれて…裏切られたって、…思っちゃったんだ」
「…」
「ナツが…仲間を裏切るわけないのにっ!!」
「…」
「あたし…自分が許せなくって……そんなあたしが…」
「ルーシィは、悪くねえだろっ!!」
「…言葉を交わさなくてもあたしなら、大丈夫だって…そう思っててくれたナツの信頼を…裏切ったのは…あたしなんだ…」
「ルーシィ…」
ナツは静かに、あやす様にルーシィの肩を抱き寄せた。
そのきれいな金糸に頬を擦り付ける。
「おまえは悪くねえ…俺が弱ぇから…ルーシィが一緒だと…あぶねぇ修行できねぇしかもって、無茶したら怒られっし…それに…強くなってルーシィ驚かせたかったんだ…」
「…」
「仲間も、ルーシィも、ルーシィの大切な友達も…全部守れる男に…なって……ルーシィの前に立ちたかったんだ。待たせて悪かった」
「一度、失なった信頼を取り戻すのは…大変じゃからな…」
「お嬢…」
「あやつらは…どうするのかの」
「…案外簡単かもよっ」
「…?どういうことじゃ?」
「あのさっ…俺らお嬢をずっと仲間だって思ってたよ…そりゃ怖かったこともあるけどさ…お嬢が(壁作ってただけなんだよな」
「…スティング?」
「………素直になりゃぁいいんすよっ」
「素直にか…」
「そう……すれ違っててても仲間じゃん。…仲間は…共に歩んでいけんだ。どっかで心が繋がってる」
「ふっ…臭いことを……」
「それ教えてくれたの…ナツさんだしっ 」
「ほぉ」
「……それにっ、好きな奴には、ぶつかってかねえと♪」
ぎゅ
「///ばかめ…」
「ナツさんもルーシィさんもお互い大好きなんだから…素直になりゃ……」
「素直に…か…確かにそうかもしれぬな」
ミネルバの目に、だらりと下がっていたルーシィの腕が、おずおずとナツの背中を掴んだノが見えた。
そして、関を切ったように、ルーシィは声を上げて、大粒の涙を流した。
ナツはただ……じっとその肩を抱きしめ、金糸を撫でていた。
ッてなナツル妄想w
ってこれくらい、盛り上がって仲直りしてほしいわぁ(*ノωノ)
何か再会してから、2人の距離感が1年前と少し違うと思うのよね……
ルーちゃんうれしそうだけど、置いて行かれた寂しさが勝っちゃってて、なんかさみしそうに見えるんだよな……からも妄想でした~
(*ノωノ)