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二人の関係(ロメオver)②

初小説です。ナツルーです。多分。。。ロメオ視点多。誤字脱字あるかもしれませんが、よろしければどうぞ。コメントいただけると、ありがたいです。

 

「あれ?ここは?」

 

黒髪の男の子は気が付くと、大きな木にもたれかかっていた。

その腹の上には、金髪の少女の星霊 プルーがいる。

 

「プーン。プププーン。」

「そうだ!!ルーシィ姉!!」

 

男の子はあたりを見渡す。

少し離れたところに、金髪が見えた。

 

「ルーシィ姉~!!」

 

自分を呼んでいる声に気が付き、金髪の少女が振り返った。

 

!?!?!?!?(んなっ////////!?)

 

金髪の少女と目が合った。。。

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

ちゃぷん。

 

「うわぁ!!ごめん///」

 

黒髪の男の子は後ろに向き直した。

そう。

金髪の少女は、衣服を身に纏っていないのだ。

 

「///あわわわわ。ごめんね?ロメオ君//////。」

 

(なぜ、ルーシィ姉が誤るんだろう?)

 

「いや////でも、ルーシィ姉 こんなとこでどうしたの??」

 

「あぁ。ここね、薬草の泉みたいなの。 擦り傷に効くと思って。ロメオ君は大丈夫??」

 

金髪の少女にそう言われ、男の子は自分の身体を見た。

 

大した事はないが、あちらこちらに擦り傷がある。

崖を落ちた衝撃は、ルーシィ姉の星霊アリエスが助けてくれたので無事だった。

が、その後川の激流に呑み込まれて ここまで流されてしまったのそうだ。

ルーシィ姉は ずっとその胸に俺を抱えてくれていたらしい。

 

「俺は、平気だよ!・・・・・ルーシィ姉ありがとう。」

 

告発の少年の言葉に、金髪の少女の頬が綻んだ。

辺りは、だいぶ暗くなってきている。

 

 

 

 

「ルーシィ~~~~!!!!!」

 

「ロメオ~~~~!!!!!」

 

くっそぉっ!!どこにいるんだ!!

桜頭の少年と青い猫は、二人が落ちたであろう谷をにいる。

 

「ナツー。これっ!!」

 

見覚えのある、ピンクのほわほわした物体。

 

「アリエスのウールだ!!」

「だよねっ!ってことは、やっぱり激突は免れているね!!」

「だなっ!!でも匂いがねぇ。・・・。」

「じゃぁ。。」

 

そう言って青猫は、そこに流れる川を見た。

 

「はぁ。・・・だな。」

 

青猫の視線を追って、桜頭の少年が答える。

 

「ここからじゃ、回り込めねぇな。」

「あい。大丈夫かな? るーしぃ・・・。ろめおぉ・・・。」

 

そこに、上の方から声がかかった。

緋色の髪と、その後ろに背の高い黒髪が見えた。

 

「ナツ!!ハッピー!!」

「あっ、エルザ!!」

「どうだ?何かつかめたか_??」

「あぁ。」

 

桜色の少年は、ピンクのウールのこと、においが消えているので川に流されたらしいこと。

を、緋色の髪の少女たちに伝えた

 

「それなら、ルーシィが何とかしているな。まぁ、無事だろう。・・・ひとまずはな。」

「だと思うぞ。」

「しかし、この暗闇でむやみに川を下るのは危険だな。」

「でもよぉ!!」

「あぁ!わかっている。私たちは、上から回る。」

 

桜頭の少年は、青猫に視線を送った。

 

「パッピー!まだいけるか??」

「あいさぁー!!!」

 

 

 

 

「はぁぁぁ。寒くなってきたわね?」

 

金髪の少女が呟いた。

 

ぶるぶるっ。

 

さっき、ルーシィ姉のメイドの星霊が、着替えと毛布を持ってきてくれたが、一度水に浸かってしまったので、体が芯から冷えているようだ。

寒くて仕方がない。

段々、心細くなってきた。。。

 

ぶるぶるっ。

 

黒髪の男の子が肩を震わす。

 

!?

 

ふわりと黒髪の男の子は、温かいものに包まれる。

 

「大丈夫!!今、ナツが探してくれているわ。」

 

金髪の少女が男の子を、後ろから抱きしめている。

男の子は、ずっと平気な顔をしていたが、本当は怖かったに違いない。

 

(・・・あったかい。。。///)

 

「すぐに 見つけてくれるわよ!!」

 

金髪の少女は、桜色の髪の少年を思い、目を閉じる。

 

(ルーシィ姉は、ナツ兄を 心から信用しているんだなぁ。 一緒にいるのが、ルーシィ姉でよかった。)

 

「大丈夫よ!」

 

そうして、金髪よ少女は ふんわり微笑む。

 

(!?/////やっぱり、ルーシィ姉って///かわいいくってやさしいよなぁ///)

 

「目を閉じていていいのよ?」

 

「・・・うん。」

 

黒髪の男の子は、金髪の少女に抱きついて 目を閉じた。

 

(・・・なんだろう? ルーシィ姉って安心する。)

 

男の子の意識はそこで深く沈んでいった。

 

 

 

 

「ロメオ!ロメオ!!!」

 

(・・・・??)

 

「ナ~ツ!!しぃーーー。」

「なんでだよ? 」

「ナツ~。起こしたらかわいそうだよぉ~?」

「でもよ~。もう朝だぞぉ~!!!」

「ずっと、緊張していたのよ?こんなこと初めてでしょうに 弱音も言わず頑張っていたのよ?」

「ふ~~ん。そぉっかぁ。まぁ、無事でよかったけどよぉ!!!」

「もう何怒ってるのよ!!シィーーー!!」

「・・・おいら。魔力回復したから、エルザたちのとこ行ってくる!!」

「ハッピー!ありがとう。」

 

(クフフフッ。ナツってば、ロメオにまでやきもち焼いてるクフフッ)

 

「ナツー!ロメオにやきもち焼いても、 無理やり起こしちゃダメだよ~!!!」

「・・・ッ!? そんなんじゃねぇ!!」

(・・・///まさかねぇ?///だってロメオ君よ?///)

 

(・・ビクッ)

 

桜色が大きい声を出したので、金髪の少女に抱きついて、その胸に 頭おうずめて眠っていた黒髪の男の子が、起きてしまったようだ。

 

「・・・ナツ兄?」

「おっ!?起きたかロメオ!!」

(・・・!!?ホントに来てくれた!!)

「よし!!ロメオ、起きたんなら、、、、離れろ。。。。」

「ナッナツ?何言ってんのよ!!」

 

男の子は、自分の置かれている状態をかえりみた。

 

・・・!?スリスリスリスリ。

 

「ひゃわわわっ!?」

 

男の子は、金髪の少女に頭をこすりつけ甘えたふりをする。

 

「っ!?ロメオ~~~~!!は~な~れ~ろ~~!!」

「ブハハハハッ!!ルーシィ姉は、ナツ兄のものじゃないだろ~??」

「~~~~~っロメオ~~!!!」

「アハハハハッ!! ナツ兄って独占欲強すぎ~~!!」

 

アハハと笑いながら、男の子は起き上がる。

 

「ルーシィは、俺のもんだ~~!!!!」

 

桜色が叫ぶ。取り残されていた金髪の少女は、ガシッと桜色の少年の腕に抱かれる。

 

「///////っ。ナツのばかぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

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