二人の関係(ロメオver)②
初小説です。ナツルーです。多分。。。ロメオ視点多。誤字脱字あるかもしれませんが、よろしければどうぞ。コメントいただけると、ありがたいです。
「あれ?ここは?」
黒髪の男の子は気が付くと、大きな木にもたれかかっていた。
その腹の上には、金髪の少女の星霊 プルーがいる。
「プーン。プププーン。」
「そうだ!!ルーシィ姉!!」
男の子はあたりを見渡す。
少し離れたところに、金髪が見えた。
「ルーシィ姉~!!」
自分を呼んでいる声に気が付き、金髪の少女が振り返った。
!?!?!?!?(んなっ////////!?)
金髪の少女と目が合った。。。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ちゃぷん。
「うわぁ!!ごめん///」
黒髪の男の子は後ろに向き直した。
そう。
金髪の少女は、衣服を身に纏っていないのだ。
「///あわわわわ。ごめんね?ロメオ君//////。」
(なぜ、ルーシィ姉が誤るんだろう?)
「いや////でも、ルーシィ姉 こんなとこでどうしたの??」
「あぁ。ここね、薬草の泉みたいなの。 擦り傷に効くと思って。ロメオ君は大丈夫??」
金髪の少女にそう言われ、男の子は自分の身体を見た。
大した事はないが、あちらこちらに擦り傷がある。
崖を落ちた衝撃は、ルーシィ姉の星霊アリエスが助けてくれたので無事だった。
が、その後川の激流に呑み込まれて ここまで流されてしまったのそうだ。
ルーシィ姉は ずっとその胸に俺を抱えてくれていたらしい。
「俺は、平気だよ!・・・・・ルーシィ姉ありがとう。」
告発の少年の言葉に、金髪の少女の頬が綻んだ。
辺りは、だいぶ暗くなってきている。
*
「ルーシィ~~~~!!!!!」
「ロメオ~~~~!!!!!」
くっそぉっ!!どこにいるんだ!!
桜頭の少年と青い猫は、二人が落ちたであろう谷をにいる。
「ナツー。これっ!!」
見覚えのある、ピンクのほわほわした物体。
「アリエスのウールだ!!」
「だよねっ!ってことは、やっぱり激突は免れているね!!」
「だなっ!!でも匂いがねぇ。・・・。」
「じゃぁ。。」
そう言って青猫は、そこに流れる川を見た。
「はぁ。・・・だな。」
青猫の視線を追って、桜頭の少年が答える。
「ここからじゃ、回り込めねぇな。」
「あい。大丈夫かな? るーしぃ・・・。ろめおぉ・・・。」
そこに、上の方から声がかかった。
緋色の髪と、その後ろに背の高い黒髪が見えた。
「ナツ!!ハッピー!!」
「あっ、エルザ!!」
「どうだ?何かつかめたか_??」
「あぁ。」
桜色の少年は、ピンクのウールのこと、においが消えているので川に流されたらしいこと。
を、緋色の髪の少女たちに伝えた
「それなら、ルーシィが何とかしているな。まぁ、無事だろう。・・・ひとまずはな。」
「だと思うぞ。」
「しかし、この暗闇でむやみに川を下るのは危険だな。」
「でもよぉ!!」
「あぁ!わかっている。私たちは、上から回る。」
桜頭の少年は、青猫に視線を送った。
「パッピー!まだいけるか??」
「あいさぁー!!!」
*
「はぁぁぁ。寒くなってきたわね?」
金髪の少女が呟いた。
ぶるぶるっ。
さっき、ルーシィ姉のメイドの星霊が、着替えと毛布を持ってきてくれたが、一度水に浸かってしまったので、体が芯から冷えているようだ。
寒くて仕方がない。
段々、心細くなってきた。。。
ぶるぶるっ。
黒髪の男の子が肩を震わす。
!?
ふわりと黒髪の男の子は、温かいものに包まれる。
「大丈夫!!今、ナツが探してくれているわ。」
金髪の少女が男の子を、後ろから抱きしめている。
男の子は、ずっと平気な顔をしていたが、本当は怖かったに違いない。
(・・・あったかい。。。///)
「すぐに 見つけてくれるわよ!!」
金髪の少女は、桜色の髪の少年を思い、目を閉じる。
(ルーシィ姉は、ナツ兄を 心から信用しているんだなぁ。 一緒にいるのが、ルーシィ姉でよかった。)
「大丈夫よ!」
そうして、金髪よ少女は ふんわり微笑む。
(!?/////やっぱり、ルーシィ姉って///かわいいくってやさしいよなぁ///)
「目を閉じていていいのよ?」
「・・・うん。」
黒髪の男の子は、金髪の少女に抱きついて 目を閉じた。
(・・・なんだろう? ルーシィ姉って安心する。)
男の子の意識はそこで深く沈んでいった。
*
「ロメオ!ロメオ!!!」
(・・・・??)
「ナ~ツ!!しぃーーー。」
「なんでだよ? 」
「ナツ~。起こしたらかわいそうだよぉ~?」
「でもよ~。もう朝だぞぉ~!!!」
「ずっと、緊張していたのよ?こんなこと初めてでしょうに 弱音も言わず頑張っていたのよ?」
「ふ~~ん。そぉっかぁ。まぁ、無事でよかったけどよぉ!!!」
「もう何怒ってるのよ!!シィーーー!!」
「・・・おいら。魔力回復したから、エルザたちのとこ行ってくる!!」
「ハッピー!ありがとう。」
(クフフフッ。ナツってば、ロメオにまでやきもち焼いてるクフフッ)
「ナツー!ロメオにやきもち焼いても、 無理やり起こしちゃダメだよ~!!!」
「・・・ッ!? そんなんじゃねぇ!!」
(・・・///まさかねぇ?///だってロメオ君よ?///)
(・・ビクッ)
桜色が大きい声を出したので、金髪の少女に抱きついて、その胸に 頭おうずめて眠っていた黒髪の男の子が、起きてしまったようだ。
「・・・ナツ兄?」
「おっ!?起きたかロメオ!!」
(・・・!!?ホントに来てくれた!!)
「よし!!ロメオ、起きたんなら、、、、離れろ。。。。」
「ナッナツ?何言ってんのよ!!」
男の子は、自分の置かれている状態をかえりみた。
・・・!?スリスリスリスリ。
「ひゃわわわっ!?」
男の子は、金髪の少女に頭をこすりつけ甘えたふりをする。
「っ!?ロメオ~~~~!!は~な~れ~ろ~~!!」
「ブハハハハッ!!ルーシィ姉は、ナツ兄のものじゃないだろ~??」
「~~~~~っロメオ~~!!!」
「アハハハハッ!! ナツ兄って独占欲強すぎ~~!!」
アハハと笑いながら、男の子は起き上がる。
「ルーシィは、俺のもんだ~~!!!!」
桜色が叫ぶ。取り残されていた金髪の少女は、ガシッと桜色の少年の腕に抱かれる。
「///////っ。ナツのばかぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」