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2014年3月21日

 


「ナツ!!」

ルーシィの部屋に遊びに来たんだ。
そう。いつもの様に。。。
なっなんだぁ??
 

『ハグハグ』


ルーシィの部屋のお気に入りのソファ。オレの定位置。
ここは居心地がよくって、特別な用事がなければ入り浸っている。
家主のルーシィも、挨拶こそは「不法侵入!!」と怒鳴りつけるが、笑ってお茶を用意してくれるんだ。

暖かい紅茶と、菓子。
ルーシィとのおしゃべりは、日常の一部になっていて、最近では姿を見ないと落ち着かないほどだ。。。

いや。本当はわかっている。
始めから、ルーシィに執着している自分。
ルーシィに出会うまで、恋愛とか全然興味なかった。
何で他の奴らが、そわそわして楽しそうにしているのか、理解できなかった。
ただ、強くなる事、イグニールを見つける事。それが、オレの行動を決めていた。

「ナツ!!」ってルーシィが俺を呼ぶ声は、まるでそれだけで魔法の方に、心をくすぐってくる。
いつからか、ルーシィが喜ぶこと、ルーシィが笑う事、ルーシィと一緒にいれること。
それが、オレの行動の源になっていた。

何も言葉にすることもなく、この先も一緒にいるんだと ゆったりと時間が流れていくんだと 自然とそう思っていたんだ。

なんだこれ!?
心臓が飛び出して、走って行っちまいそうだ。

ソファに体を預ける様にくつろいでいたオレを、ルーシィが呼んだんだ。
「ナツ!!」って。いつもの透き通る様な綺麗な声で。
それで、声のする方に振り向いたんだ。

視界に金色が揺れたと思ったら、胸に衝撃をうけた。
金糸が乱れ、白い項がナツの視界を掴んでいる。
しなやかな腕がナツの背に回り、柔らかい2つの弾力が 胸に押し付けられている。
首元のマフラーに顔を埋めているのは、まぎれもなくルーシィで////

「えっ!??」

なんだ??なんなんだ??

「うぇっえぇ??」

声が上ずってしまう。
どっどっどっどうしたんだぁ・・??

「んなっ?へっ?」

金糸の隙間から見える耳が、真っ赤に染まっている。

「ルッルー・・シ・ィ??」

一瞬ビクッと細い方が揺れたが、尚も頭をナツの肩口にグリグリト擦りつけてくる。

持ち上げた腕を、ルーシィの背にまわして良いのか?
空を漂う自分の両手をどこに置いていいのか迷う。

「・・・イヤ??」

「!?嫌なわけっ///・・・ねぇ。」

「へへっ♪こうするとね。ナツが喜ぶって。。。言ってたから。」

そっと、細い腰に腕を回した。
どこもかしこもやわらかい感触にクラクラしてくる。

「ふふっ////ナツってやっぱりあったかいね!!」

笑いながら、こっちを向くルーシィは、直視できないほど可愛くって、ふわっと漂ってくる甘い香りに、体が硬直してしまう。

「ねぇ。。。ドキドキする?」
「いあっ/////うへっ///する///」

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攻め攻めのルーちゃんを目指したが、、、結局続かなかった。。。(/ω\)

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