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2013X'masシリーズ『変化していく関係』その4

伝えたい気持ちと伝わらない気持ち

クリスマスに向けてネタ第4弾です。。。ダラダラと長くてすみません。
今回は、生みの苦しみを味わいました((+_+))何度か書き直して、ルーシィらしい糸口を見つけられていたら いいんだけど。。。(/ω\)
キャラ崩れてたらごめんなさいm(__)mよろしければ、誤字脱字に注意して、自己責任でお進みください(*ノωノ)どぞ ^^) _☆~~

 

ジュビアに、グレイが来たことを黙っておこうとした事が、アタシには重くのしかかった。。。。

酷く、自分が勝手な人間なんだと、目の前が暗くなった。情けなくなった。

こんな自分に、やさしくしてくれるジュビアに対して申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

いっそ、謝ってしまおうかとも思ったが、それを聞いたジュビアはどう思う?

ワザワザ、自分に嘘をつこうとしたと言われて それはそれで 傷つくのではないだろうか?

それじゃあ、ただ黙っている事に自分が耐えられなかっただけの自己満足ではないか?

 

『困ったときは、相手の気持ちに立ってみなさい。』

 

小さい頃、ママに言われた言葉が浮かんでくる。ジュビアだったら、アタシがジュビアの立場だったら。。。

考えろ!考えろ!!

 

・・・いつまでもここで座ってちゃいけないな。

まずやることは何だろう??アタシは。。。。今やることは、、、ひとまず、立ち上がらなければいけない。

 

レビィちゃんとジュビアが心配する。立ち上がらなきゃ!!

目の前に、光があふれたかと思うと、、、あ・れ?力が入らない。。。

 

意識が遠のく

 

『少しお休みください。あなたの心が痛むのは、あなたがとても やさしいからです。あなたは 友に負けない位 人を想える方ですよ。姫。』

 

バルゴは、ルーシィを抱えて部屋に入っていった。

驚くレビィとジュビアに向け深く一礼する。

「・・・レビィ様、ジュビア様、何も聞かず 今は眠らせてあげてください。」

バルゴは、ゆっくりとベットに主人を下ろし、布団をかけた。

「・・・姫。どうかやさしい夢を。。」

そして、主人のやさしい友人達に もう一度 頭を下げ、空気の中に溶けて帰っていった。

 

 

暖かい日差しを顔に受け、眉間にしわを入れ 目を細め寝返りを打った。

(・・・あれ?あたし いつ・・?)

久しぶりに、すごく頭がスッキリしている。

( たしか・・・玄関の前で・・・バルゴの声が聞こえた・・・??)

 

少し離れたところから、女の子の話声が耳に入ってくる。

「え~!!もっとお砂糖入れようよ~!!」

「駄目ですよ!焼いた後 たっぷりシロップをかけるのがおいしいんです!!」

「う~!あっバターもいっぱい入れてね~!!」

重たい瞼を、持ち上げた。

 

「レビィちゃん?・・・ジュビア??」

体を起こして、ベットにそのまま腰を掛けえると2人がキッチンから顔を出した。

「ルーちゃんおはよう!!」

「ルーシィ!もうすぐ食事できますので、顔洗っていてください!シャワーでもいいですし。目冷ましてください!!」

2人は上機嫌で、出した頭を引っ込めた。作業に戻ったようだ。

 

なんかこんな、穏やかな気持ち久しぶりだな。

ルーシィは静かに立ち上がり、着替えを持って浴室に向かった。

服を脱ぎ捨て、頭から熱いシャワーを浴びる。

この優しい時間が、どんどん活力に変わって心に沁み込んでいく感覚がする。

 

化粧水を肌にたたいて、髪を乾かす。

髪を梳いて、ハーフアップにしてリボンを結ぶ。

「よし!!」

 

洗面所を出て、部屋に入るとすでに食事がテーブルに並べられている。

レビィに促され席に着くと、ジュビアが紅茶を運んできた。

「さぁ。食べましょう!!」

3人で顔を合わせ、たわいない話をしながら笑い合った。

2人は今日、自宅に戻るという。

流石に、何日も家を開けている訳にもいかなくなってきたと言っていた。

「・・・なんか寂しいな。。。」

ポロッとそうもらすと、2人は一緒に笑って、ルーシィの手をとった。

「すぐ会えるじゃん!!(ますよ!!)」

3人重なった掌が、混ざり合うぬくもりがあったかかった。

 

食事を摂り終わり、ルーシィが新しい紅茶を入れてきた。

「ねぇ、レビィちゃん。ジュビア。。。ありがとう。」

「ルーシィ?」「ルーちゃん??」

カチャカチャと、紅茶をカップに注ぐ。

「・・・うん。あったかいなって。2人は、アタシの為に来てくれたんでしょ?アタシ・・・頑張るから。」

「・・・そっか。そっかぁ~!」

「ルーシィも暖かいですよ!」

それぞれカップをとって紅茶を口に運ぶ。

 

「ねっ。ジュビア聞いてくれる?」

自然と口に出てきた言葉に、ジュビアが何ですか?と耳を傾ける。

「昨日の夜、・・・グレイが来てくれたの知ってる?よね・・?」

ジュビアがしっかりと、ルーシィの目を見た。

 

「・・・ごめんね。昨日のレビィちゃんと話してるの聞こえちゃって。。。ジュビアってスゴイね!!すっごく優しい。気を使ってくれたんでしょ?アタシの様子が変だったから?」

「・・・グレイ様なら、ルーシィを元気にしてくれると思いましたので。。。今回だけですよ!!恋敵!?」

ジュビアが、ルーシィを見てにっこりほほ笑んだ。

「・・・大体、ルーちゃんは解りやす過ぎなのに、無理して隠そうとするんだから!!」

カラカラ笑いながら、レビィも、やさしい目でルーシィを映した。

「ううっ。・・・レビィちゃん!」

ルーシィは、恨めしそうにレビィを見る。

 

「・・・・で、ルーシィは元気になりましたか?」

ジュビアとレビィがそろってルーシィに笑顔を向けた。

「うん!!」

それに、とっておきの笑顔でルーシィが返した。

 

きちんと、自分の足で立とう。

状況は何も変わってないけど、気持ちの持ち方次第で明るくもいれるんだ。

・・・バルゴもありがとう。

皆に貰った思い。。。ちゃんと呑み込んで 自分の形にして返していきたい。

背中を押されているのに、前を向く勇気を忘れているなんて、アタシらしくなかった。

ちゃんと、自分の気持ちと向き合ってからだ。

後ろ向きになるのも、不安になるのも、全部それからだ。

 

やさしさを運んでくれる人達に せめて応えられる様にならなきゃ。

立ち止まっていたら、また迷惑をかけてしまうし。

 

最近、考え過ぎて思考が マイナス方向に行きすぎている気がする。

良くも悪くも、悩んでいたって、時間が戻るわけでもないし 誰に何をしてあげる事も出来ないんだ。

自分が、我慢すればいいだけの状況なら、、、、慣れている。

はっきり言って、何かを諦める。

なかったことにする行為など、、、馴れてしまうほど経験したではないか。

 

それでも外に出たくて、自分を自分として見てくれる存在が欲しくて、捨てきれない光を求めて家を出たんだ。

・・・・・後悔したことと言えば、はっきりさせないで、隠れる様に抜け出したこと。

家を出たこと自体には、後悔はなかった。

 

真っ直ぐ自分の気持ちを受け止めてあげなきゃ。

せっかく初めて抱いた気持ちなんだから。

 

アタシの気持ちがナツにとっては、いらないものかもしれないけど、、、アタシは大事にしよう。

ちゃんと向き合えていなかったから、2人にもグレイにも いっぱい心配かけちゃったんだよね。。。

せっかく、抱けた感情だもん、初めての恋だもん。良いも悪いも消化しなきゃ。

ダメで元々。落ち込んでも慰めてくれる友達は、こんなにもやさしいんだから。

ちゃんと、砕けてこよう。

 

「あたし。ちゃんと気持ち伝えて 砕けてくるね!!」

 

・・・大丈夫。ナツもきっとまじめに答えてくれる。

普段、ふざけていても、、、本気には本気で答えてくれるはず。

 

レビィとジュビアが、ルーシィの手をとる。

「大丈夫だよ!!ルーちゃん」「作戦を練りましょう!!」

 

 

話がひと段落つくと、3人娘たちは、魔導手芸店に向かっていた。

足りなくなった毛糸や、クッションに入れる綿などを買いに来たのだ。

この店は、魔導士使用の、特殊加工をしてある、布製品や、手芸用が店頭にならんでいる。

 

その店でルーシィは、毛糸を探している2人の後ろで店内を眺めていた。

ふと、『耐炎仕様』というポップが目に入った。

 

それぞれお目当てのものを購入し、店を出た。

 

出たついでにと、ラッピングを見に雑貨店に立ち寄った。

先日、ナツとリサーナが来ていた店だ。

(・・・今日は居ないみたいね・・・ホッ。。)

流石クリスマスシーズン、あちこち山盛りのプレゼントの類が目立つ。

 

ルーシィは、よくこの店を利用するので、店員さんとはすっかり顔なじみだった為声をかけられた。

「ルーシィちゃん。新しいの入っているよ!!」

そう言われて、勝手に足が動いた。

(そうだ!!落ち着いたら。。書きたいことが沢山あったんだ!!)

普段この店に来ると、文房具の売り場を覗いていく。

ここで売られている 羽ペンや、インク、の他 文房具は、どれも可愛く作られているのに、使いやすい。

(あっペン立て 可愛い!! ああっこっちのインクボトルもいい感じ♡)

文房具の脇には、小さくって可愛いチャームが壁一面に飾られている。

 

ルーシィは、このチャームを髪飾りやネックレスやピアスに付け替えて楽しんでいた。

他にも、心をくすぐる可愛い雑貨が並んでいる。

(フフッここっていつ来ても女の子の 宝箱の中に入ったみたい!!・・・・でも、今回は、、、)

 

レビイたちと合流してラッピングを選ぶ。

ふと、気になっていた、桜色のリボンを手に取った。

(フフッ。あいつみたい。。。)

 

店員が「売り切れてたの、先日入荷したんですよ~」と微笑みかけてきた。

ルーシィは、そのリボンと小さめのラッピング用の箱を手に取りレジに向かった。

「この色のリボン。最近よく売れるんですよ~。」

とニッコリ店員さんが笑っていた。

 

 

「ルーちゃんまだそれ続けるの?」

「うん。もう少し キリがいいところまでね。」

「それ、今日購入したものですか??」

「へへっ。2人みてたら、何か贈るのもいいかなって。踏ん切りをつけるためにも、思いを届けてみようと思ってね?」

ルーシィがはにかんで、可愛い笑顔を見せた。

 

 

 

『好きだ』

 

と伝えればいいんだと、相棒は言っていた。

そんなの、今の関係が壊れたらどうすんだ?

好きだなんてわざわざ言わなくても、一緒に居たけりゃ、そうすればいいんだ。

今の関係でも、彼女の一番傍にはオレがいて、オレはそれが幸せで、、、ルーシィも笑ってる。

何を変えなきゃいけねえってんだ?

 

『ルーシィは、本当に笑ってる?』

 

最後に、ポツリを呟いた、相棒の言葉が 呑み込めなくてどっかに引っかかったままだ。

 

最近、クリスマスに浮かれた男女がどこに行っても目に付く。

連れだって楽しそうに、笑い合っている。

俺だって、ジュビアが出入り禁止にしなかったら、ハッピーとルーシィを連れだして、、、3人で笑い合って。。。

 

最近見たルーシィの笑顔が、すっごくキレイで、それでいてそのまま消えてしまいそうだと 感じることがあった。

そんなときは決まって、ルーシィはオレから少し離れたところから笑ってるんだ。

だったら、ピッタリ隣に居ればいいんじゃねぇか!!

いつも通り。。。隣に。。。居たら。。。

 

『本当に笑ってる?』

 

ルーシィの、人懐っこくて、心底嬉しそうで、こっちまで幸せになっちまう そんな笑顔が見てぇな。

 

このまま、ずっと 一緒にいるんだと。

隣で笑ってるんだと勝手に信じていた明日は、今は見えなくて。。。

いつから、ルーシィがいない日常が考えられなくなったんだろう?

好きだなんて解らなくても、すっと一緒に。。。。。すっと一緒にいるんだと。。。そう思っているのは、俺だけなのか?

背筋が寒くなる。震えてくる。

いつから、1人でいることが、、、怖くなったんだ?

 

ギルドで、見かけた彼女の横顔。アパートの前で会った彼女の消えそうな笑顔。

会えたことで感じた幸せが、あの消えちまいそうな笑顔で 不安でいっぱいになった。

ルーシィを理解していたつもりでいたけど、、、一番解っていなかったのは自分だったのか?

彼女にとってオレ。。。必要とされているんだろうか?

 

ルーシィの気持ちが知りたい。

カナが言っていた、あのなんチャラっていう飾りの意味も。。。

確かめたい。

いや、ただ会いたいのかもしれない。話したい。呼びたい。呼ばれたい。触れたい。・・・笑ってほしい。

 

一緒にいるのに、理由が必要なら、、、ハッピーの言う様に伝えればいいのか?

オレが、好きだ!!つったら ルーシィはなんていうんだ?

 

いつものカウンターには、彼女の姿はない。

今日もまた、彼女を待つ。

 

 

はい。生むのに苦しんだ割には・・・・すみませんm(__)m なんだろう、うまく伝わりませんでしたよね。。。

補足説明します。

バルゴは、自分の魔力でゲートをくぐって、ミストガンが使っていたみたいな睡眠の魔水晶でルーシィを眠らせました。

ドンドン自分を卑下していく主が忍びなかったんです。でもあえて、何も言わないのが 星霊かな?って思いまして、、、

ルーシィは、不安や嫉妬で混乱しすぎた頭を、強制終了して、再起動します。

基本的に、後ろ向きなルーシィが長続きしません(ーー;) すこぶるポジティブな彼女がmoは好きなんですよね。。。

 

レビィとジュビアは、ルーシィを暖かく見守る感じ。ルーシィの目に輝きが戻ってきて、ホッと息を吐いて帰宅。

 

ナツは、ハッピーと少しルーシィの話をしたみたいですね。

ナツが自覚する前から、ハッピーはやきもきしていつもルーシィの話題をナツに振ってたのかな?

ルーシィの気持ちも、ナツの気持ちもハッピーが一番よくわかってる。

けど、、、普段はからかってふざけて、2人の間でムードをぶち壊す!ちょっと寂しがりやのハッピー。

をめざします。といった感じです。

補足ばかりですみません(*ノωノ)  もっと解りやすく、テンポよく書きたいなぁ。。。

 

いつも、コメなどいただきましてありがとうございます☆ おかげて、mo頑張ってます(´艸`*)

皆様も、風邪などひかれないようお気を付けくださいね!!ふぁいと~(*´▽`*)ノ

 

 

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